NO370:お玉の清水

今回は雪の少ない地方瀬戸内播州のたつの市へ行ってきました。
行く前に情報を検索したら、「お玉の清水」では、最近では枯れているような内容の情報でした。でも有名な名水なので現地を見る価値もあると思い予定に入れて、もう一ヶ所「力水」という名水?が有るらしいので2ヶ所回る計画を作り出発。
今回たつの市までの行程を、全行程高速道路を使う移動と、我が輩の頭の中で高速の部分を少なくしても時間的に余り変わらないであろう移動時間差を計ってみる思いもあり、行きと帰りの行程を変えて行動することにした。
行きは、我が町から最短距離であろうコースを兵庫県の和田山に出て、播但自動車道に入り山陽自動車道に乗り換えてたつの市へ入るコースを走ることにした。約2時間30分で行く事が出来ました。
帰りは、山陽自動車道から地元の京都縦貫道与謝野まで全て高速で帰ってきた時間は、約2時間15分(スピードは出しすぎ?)で結果15分佐であった。高速代の差額を考えるとどちらが良いのか一目瞭然であります。
それはともかく、たつの市へ入り、「お玉の清水」へ行くまでにたつの市の地場産業である「播州素麺」の史料館である、揖保乃糸・資料館素麺の里へ寄ってみることにした。

思っていたより新しく立派な館であった。
入館をすると受付で、2階の展示室は300円の有料ということであったので入場料を払い入館。
取りあえず1階フロアーの展示

「素麺すだれ」時間帯によっては実演演技を見れるそうですが、このときはなかった。
壁には

素麺で作った「袈裟結び」重さ40kg400人分作れる量だの事。

この階段から有料コーナーへ

そうそう、受付で写真撮影は了解済みです。
先ず目に付いたのは

遣唐使と共に中国から素麺の原形「索餅(さくべい)」が伝わったといわれています。

全国の素麺産地で一番兵庫県(播州・淡路)二番長崎県(島原)三番奈良県(三輪)四番香川県(小豆島)五番徳島県(半田)六番岡山県(備中)と書いてあります。我が輩が知っているのは、播州素麺揖保乃糸とか三輪素麺と半田素麺ぐらいですが、小豆島の素麺が3番目とは知りませんでした。我が輩が好きな素麺は、細くてコシのある三輪素麺であります( ^o^)ノ
詳しくはこちらのトイト「素麺の産地」で
昔の手延べ素麺の出来るまでを良くできた人形で紹介してあります

次は

そして

見出しの写真で、さらに

と、大まかに作り方が展示してありました。それにしても表情とい仕草といいよ~く出来た人形サン立ちです。
粗菓にも現代的な製造場所を見学するところや、素麺の各種試食が出来るコーナーもあるそうですが、我が輩腹が減っていたのでレストランへ直行、素麺を中心に各種メニュー
我が輩は季節限定の力にゅうめん、牛肉・餅入美味しい素麺

持ちが入っていたので腹の方も満足したようで、素麺の里を後にして「お玉の清水」を探しに出発していきました。
情報元はたつの市の田園地帯に在ると書いていた。素麺資料館から北に進んでいくと

まさに田園地帯、その一角の田圃の中にそれらしきモノが経っていました。

あれではないかと的を絞って農道を進んで行くと

農道の交差点に、気をつけていなければ見落とすような道しるべが立っていました。「お玉の清水」と書いた杭が
ソコを曲がり小屋の方面へと近づいて行きましたが、

小屋の近くまで車を乗付けようと考えたが、誰かが水を汲みに来られたら・・・と思い小屋までは歩いて行く事に
小屋に着くと、側溝の元に名前の書いた杭が立てて有り、この側溝を流れている水がそうなのかと

情報元では水は汲めないようなことが書いてあったが、見底を覗いてみるとコンクリー壁の底にパイプが埋め込んであり、そこから綺麗な水が出てきていた。これなら飲めるかもと、汲んで帰ることにした

小屋の中には通称「ガッチャンポンプ」(正式名所は手押し井戸ポンプと言うらしい)が使えないように透明のビニールをかぶせて封印してあった

情報元はこれを見て水が汲めないと思ったのか、はたまた溝この水が汚いと思ったのか

我が輩は綺麗な水が出ていたので汲んで帰ってきたが、本心は田圃の農薬が染み込んでいるかも(?_?)・・・と思いながら
締めくくりに「お玉の清水」の謂れを書いてシメとします。

「お玉の清水」については、いつの頃からこのように呼ばれたのかは不明ですが、鎌倉時代の女流歌人として有名な越部禅尼に縁のある榊原家(市野保)が所蔵している『越部君本書』(文化14年:1817)によりますと、歌人として名高い藤原俊成の孫娘で藤原定家の姪にあたる越部禅尼が、晩年に都より所領の越部上荘へ移り住んだときに付き従ってきた待女たちが化粧の水として使ったと記されています。
この清水の東方には、因幡街道が通過しており、澄んだ冷たい清水は歩いて旅した昔の人達にとって、正に「玉露」の味わいがあったことでしょう。
平成16年4月 市野保自治会
独断と偏見の「お玉の清水」の水評価は
渋みを感じた硬水でしたが、日にちをおくと渋みが取れて臣易くなりました。
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v
詳しい場所は
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