NO210:三方石観世音の「観音霊水」

三方石観世音に行く前に以前から行きたかった常神半島・・・自生して数百年経つと言われているソテツを見に
三方五湖の海側に突き出た半島が常神半島ですがその先端の集落が常神(常神半島の島の名前は神功(じんぐう)皇后を祀る常神社(つねかみしゃ)に由来するといわれている)に行くのに半島にへばりつく道を走ります。

村に入って行くと、すぐ目についたのが三方海中公園グラスボート乗り場

常神の観光の基地となっている大駐車場かねての船乗り場、吾輩もソテツは後回しにして船に乗って海中公園を散策する事にすぐ決断した。1時間に1航海、出発するまでの間でぶらぶらと

港の岸壁から海を見ると魚がのんびりと、人間様も恐れず

エサのおねだりなのか、吾輩が行く方によって来る・・・・・そうこうしている間に出発の時間が

この船に乗り込みました。乗船人数合計5名での出発
船内はと言うと

帰り際に写した為、お客さんは出口へ向かっておられますが、その手前中央に箱型の覗き窓が設置されています。
気持ちが昂る中船内から常神の集落を望んだ写真デ~ス

アップすると

ソテツの・・・の大看板・・・ソテツで売り出している様子が伝わってきます。ソテツの樹齢数百年と書いていましたが、1300年との事、屋久島の縄文杉の7000年には遠く及ばないものの、1300年と言ってもピンとこない(・・?
航路は半島の先端にある御神島(おんがみしま)を一周して帰ってくるらしい。半島の鼻辺りに

小さな祠○島神社と書いた幟がはためいていた、イワレを船内で聞いたのだが歳のせいで忘れてしまった(*_*;
ネットでイロイロと探したのですが見当たらず、まぁ大したことのない神社なのでしょう。
その沖に見えた小さな岩

なにかの顔に見えませんか~・・・・吾輩はゴジラ・・・モトイ、ゴリラの顔に見えるのだが、そのまた沖には

すごい場所で磯釣り、そうこうしているまに御神島が近づいてきた。島に近づいた頃船が止まった。海中を見ろというのか

お客さんは四角い箱の中を覗いて見るのだが、海底の岩らしきものは薄っすらとしか見えない。まして魚と言うものなど全く見えない(~o~)お客一同、こんなもんかいと口々に言っていると、船は又走り出した。

船釣りしている方々を横目で見ながら、御神島の裏側へ・・・と、洞窟が見えるではないか

近づいていくと、ここでも釣りをしている。

・・・ということは、この辺一帯は漁場なのか、魚が見えるかも

と、船が洞窟に入ろうとしている(*_*;・・・しかし、船が大きすぎてココまで、船首を洞窟の中に入れて、またもや停止。海中を再度覗いて見る

今度は何~もそれらしき物は見えず、しばらくして再度出発。それにしても磯釣り師、一時間に一度観光船が回って来るのだが釣れるんでしょうかな~(?_?) そして、御神島の先端を回り帰路へ

1200円が安いのか、高いのか気分がモヤモヤしている中、湾内に入っても乗船場とは別の方向へ進んでいる。

湾内の奥深いところに入ってきたところ前方を見ると

生け簀(いけす)が口を開いていた。・・・と

網を乗り越えて生け簀の中へ入って行くではないか((+_+))オイオイオイ・・・と思っていたら生け簀の中にまるまる舟が入ってしまった

オ・オ・オ、そうだったのか(*^^)v早速船底を覗きこむと

こちらにも

養殖用?観光用?魚が見えるではないか

小浜の蘇洞門の遊覧船も50分2000円、サービス付で1200円高い値段ではないと思った瞬間であ・り・ま・し・た。
港に帰るなり、ソテツ観光へレッツゴー・・・気分も爽やか・・・テクシーで・・・

漁村の狭い路地を進み、

案内板の路地を曲がり、たどり着いたところが

民宿らしき「ソテツの家」どうもこの狭い軒下を行くようである

遠慮しながら通って行くと

国指定天然記念物:常神のソテツ
指定:大正13年12月9日
この大蘇鉄は、雌株で根元から樹高4,5~6,5mの支幹5本と樹高1,5~3mの支幹3本の8本が株分れし、その全幹の周囲は5、2mを計測します。
樹齢千年以上と思われますが、日本海側の北限といわれるこの大蘇鉄は、栽培されたものか、自生したものか定かではありません。
文化庁 ・ 福井県教育委員会 。 三方町教育委員会(若狭町)

余りの大きさの為、場所が狭く全体を撮ることができませんでした。
海中グラスボート遊覧(もし関係者の方が読んでくれましたら、グラスボートに水中サーチライトを取り付けるとか、船が止まって海底を見る場所に漁礁等設置して魚を棲息させればと提案したい思いです)
に予定時間をオーバーしてしまったため急いで引き返す事に、半島の道を走っていると前方に止まっている車が、追い越そうと車の前を見ると

お猿さんが数匹遊んでいるではないか、これは撮るに値すると車から降りると

驚いたのか逃げ出した。カメラを向けると

樹の根っこ(蔓かも)を伝って山へ帰ろうと・・・慌てふためいていた。心の中で「ごめんよ」と言いながら車を追い越して常神半島を後にした。

三方五湖に帰って来て、周遊道路を走っていると、所どころに芸術作品が

「紺碧」まさに今日(*^^)v、そして走っていると異様な構造物が(?_?)

三方縄文博物館です。ユリ遺跡出土丸木舟(縄文時代後期・晩期)で有名になり、それが元で建てられたとか。その近くには茅葺の舟小屋も

国道27号線に入り、道沿いに三方石観音の案内板が

お寺の山門の横に立っていたのでそちらの方へ上がって行った。

車を止めた後ろの方は、境内の墓地、そこにはこのような墓石のお墓「無縁塔」がその上に石像が乗っていた

我が地方では、このような墓の『墓地』は見たことがなかったので衝撃を受けた。しかし、チト観音さんではない様な(?_?)
湧水がどこに在るのか、探して見る事に

それらしき物が見当たらない、そのうち本堂の方へ

立派なお堂、怪しげな男が入って来たと思われたのか、女将さんが出て来られたので湧水の場所を尋ねると、それはこの先の「石観音」ですよ・・・と、エ~ここが石観音ではないのですかぁ~・・・と、行き方を聞いてそちらへ

どうもここらしい。

三方観世音の本尊さんは片手が無いらしい(後程云われは紹介)、正面の観音立像石仏は最近建てられたもので、本尊さんは秘仏の様です。それはともかく、本堂へお参りと霊水を求めて

時間も日没が近く、林の中は暗くチト心細い。少し登ると

弘法大師の姿を彫った石像が迎えてくれた。弘法大師が守ってくれて百万力\(^o^)/俄然気持ちが落ち着いてきた(*^。^*)

石観音だけあり石尽くめ、本堂が近づいてきた雰囲気

で車を置いて石段の参道へ

そこの横には

石観世音菩薩・妙方石 由来記
御本尊は一大花崗岩に刻まれたる所謂(いわゆる)石観世音菩薩にして南面せらる 然も 弘法大師一夜の御作りにして桓武天皇延暦年間の草創なりと云えば大師入唐以前の作なるべし 大師若狭路に遍歴せらるるや此の地の風光明媚なるを愛でられ此の山に宿らる或る夜霊像御彫刻中鶏鳴聞えたれば僅かに右手首より先を残して飄然山を下りらる故に片手観音なり されば手足のさわりは元より諸病に霊験あらたかにして不可思議なる事実亦多し
左の石は正徳年間の元旦に観世音大師に参詣せる村人が鶏鳴を発するを聞きたり故に鶏鳴石又は妙法石と称す 了
ウィキペディアより現代版
『石観音菩薩由来記[1]によると弘法大師が若狭に布教の際、三方五湖を一望できる雲谷山山麓の花崗岩に一夜で彫ろうとしたが、完成する前に一番鶏が鳴いた為、右手首が未完成のまま下山した。このことから片手観音とも呼ばれている。手足の病にご利益があるとされ参拝者がたえない』
写真に写る左の石かな?
石観世音には、時間に余裕があれば寄ってみる位しか思っていなかったので下調べもしなかった、此の立札を写した時は読まず本堂の方へ向かった。(このため、石観世音の重要な所を写してこなかった((+_+)))
本堂へ向かう参道の左の奥には

こんな所に滝が有るという事は湧水かもと思い・・・帰りに頂こうと本堂へ

本堂へ近づいてきたワンシーン。本堂

本堂後ろは岩にくっつけて建てられているそうです(ここも写していない、その岩に片手観音様が彫られているのかも)
片手石観世音菩薩は33年に一度の御開帳がある秘仏だそうです。
そしてその左側に

観音霊水を汲める蛇口が、

観音霊水を汲みかけていると、お坊さんが上側の水溜か水道の蛇口から汲んでくれと親切に言ってくださった。そのついでに水の水源を教えて頂くと、奥の院近くに在るという。では、そちらのほうで頂こうと奥の院の方へ

案内図に観音霊水の場所が書いてあります。 ここから車でも登れました。

登って行くと異様な砂防ダムにめぐり合わせ((+_+))

草する観音霊水のお堂に到着

と こ ろ が・・・

この筒から出ていた水は雀の涙程度・・・より少し多め・・・筒の元に栓が有ったので回しても最大になっていた。仕方なくペットボトルに入れだしたが、1本汲むのに10分以上かかり、2本入れて根負け(+o+)残りは本堂の横の竜の蛇口で頂く事にして、夕暮れになって来たので、奥の院(歩いて登る)へはいかずに引き返しました・・・というお話でした。
尚、くっるとき見た参道横の滝水はホースで引いているとの事、また「三方石観世音」の詳しい内容は『日本珍スポット100景』のHPで見てください。
独断と偏見の水評価は、沢水の伏流水の様で?満点の味のコーヒーは味わえませんでした。苦みが強く出て多様な?
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v
詳しい場所です
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