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NO369:昭和の名水百選「三井水・楊柳水」

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三井水最後の「楊柳水」(Yoryusui)を探すのだが、清浄水(Syoujousui)の近辺に見当たらない(?_?)で、お寺の関係者らしき方に聞くと細谷を行くと在るといわれ
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歩いて行くと、セルフケーブルカーの下をくぐり抜けて先に行きます。紀三井寺の本堂にお参りするには全国でも珍しい近代的な設備が備えられていました。駐車場からはエレベーター(コチラは駐車料金に含まれているのか無料)、正面からお参りする人のために石段62段目からセルフケーブルカー(お一人様200円らしい)、足の悪い人や高齢者の方にはお参りしやすい施設であります。
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くぐって約30m程歩きます
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と、突き当たりに
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楊柳水が出てきます。ここは水溜を除くことが出来ました。
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当然中は暗くて見えませんが井戸のようです。その前に水を汲めるように蛇口が設置されていました。
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蛇口の所には煮沸してから飲用して下さいとの但し書きが書いてありましたが、2本組んでやったぞと喜んでいたら、よ~くペットボトルを見たら色がどす黒い、どうも汲む人が少ないのか鉄管のサビのようなものが入っているではないか、これでは飲めねえ・・・・・と捨てて再度水が綺麗になるのを待って汲み終え、すかしてみるとまぁ綺麗だったので帰途に付きました。これで三ヶ所ゲット(^_^)v無事予定どおり汲めました。

楊柳水の独断と偏見の水の評価は、
帰って、さて飲もうかとペットボトルを見ると色が悪く飲む気が失せてしまったが、評価が出来ないと思い一度だけ煮沸してコーヒーを作りました。コーヒーは色が黒いので飲むに当たっては別段どうもなかったので、結果少々コクを感じた程度であとペットボトルの水は捨てました。
(^_^)v (^_^)v (?_?)でした
詳しい場所は


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NO368:昭和の名水百選「三井水・清浄水」

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吉祥水を汲み終えて、紀三井寺の西国二番札所の御朱印を戴きに向かった。
裏門から中腹までの駐車場へ上って行きましたが、結構急な坂道でしたがコンクリートの道で車も難なく上がりきりました。
駐車場へ着いてビックリ!エレベーターが設置してあるではないか
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中腹といっても正門の方へ行けば石段がそびえている。自ずとエレベーターを利用することに
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本堂がある境内に上ってきました。そこから見る和歌山市内の一望
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先ずは御朱印を戴きに本堂へ
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紀三井寺には扉はなかったので5:00時になってもお参りすることは出来ますが、御朱印の受付はPM5時までなので急がなくてはと・・・思わなくても、今回は時間には余裕があったので順番を待って書いて頂きました。
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紀三井寺での一つの目的達成ということで名水を汲む前に境内を散策、取りあえずあの大きな近代的な建物が気になっていたのでそちらの方へ
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納骨堂とのことで、宗派を問わず納めることが出来るのだそうです。仏教の「慈悲の心」を具現化するものではないかと・・・
で館内に入ってビックリ仰天
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ジャンボ金ぴかの「大千手11面観世音菩薩」立像が迫ってきた(T_T)何でも総漆金箔寄木立像では日本最大の観音様だそうで、紀三井寺のご本尊を現代風にしたものではないか・・・な?と思いながらくぎ付けにされてしまった。
私心には、余りありがたみはわかない仏像であるが、これが年月が経てば又有り難くなるのかも(?_?)
もう少し境内を散策、神仏習合の鳥居が
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この鳥居の縁には
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簡単に書くと
  御勧進 三社権現前石段新設鳥居
 大鳥居:限定三基  御勧進額一基 100万円
  鳥居:限定30基  御勧進額一基  60万円
       で、完済致しました  とシールが貼ってありました。
伏見稲荷の千本鳥居なども、信者サンからの寄進で経っているようです
鳥居をくぐって石段を登り詰めると
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三社権現の祠があり、その横に何かイワレノ有りそうな「春子稲荷大明神」の祠が
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その前にはイワレノ書いた看板が立てて有りました
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春子稲荷の由来
凡そ400年の昔、羽柴秀吉による紀州征伐6万の大群は根岸寺、粉河寺を焼き討ちにし紀三井寺に迫った。
丁度その頃当山観音堂に仕えていた春子という20才の美女が突然須弥壇のなかから白狐の姿となり、身をひるがえして敵の軍営に赴き霊力を持って武将を威服し先鋒の將羽柴秀長から「焼き討ち禁制」の書状を得て紀三井寺及び在所を戦火から救った。
人々は危難避け春子稲荷としてここに祀った。
という民話であります。
さらに詳しく、和歌山県が発行した「紀州 民話の旅」にさらに詳しく書いてあり、内容も一読の値打ちありと思い載せておきます。
 見あぐれば 桜しまうて 紀三井寺

 貞享五年(一六八八)。高野山から和歌浦、そして紀三井寺へと足を急がせた芭蕉。だが、はやる心をよそに、紀三井寺の桜は、もう散り急いでいた。芭蕉の眼を見張らせ、落胆させたほど、紀三井寺の花の季節は早かった。

 関西の春は、紀三井寺から~。人々は、いまもそういう。その花どころ紀三井寺の広い境内では、すでに桜花が舞っていた。
 二百三十段にも及ぶ長い石段を、息を切らせながら登る途中も、ようやく境内へたどりついたときも、老桜が、若桜が、まるで散り急ぐかのように、ヒラヒラと、数知れない花びらを落として……。
 紫煙が絶えることのない本堂前の泉水の、すぐわきの石段を登ると、ま新しい、小さな祠があった。すぐ前に「正一位 春子稲荷大明神」の赤いノボリが二本。多宝塔と三社権現に狭まれた稲荷社は、昭和五十七年の初午の日に聞眼法要をしたぱかり。
 木の香がさわやかな祠の、銅板ぶきの屋根にも、白い花びらが散り敷いていた。
 「寺の一大危難を救ったとして、一宇のお堂を建てまつったのがはじまりです。戦後、弁財天のかたわらへ移されたんですが、高くて不便なところで、お堂の手入れも行き届かないもんで、あそこに移したわけです」
 案内を乞うと、気がるに足を運んでくれた初老の僧。境内の茶店で、名物の甘酒を飲みながら、親切に説明してくれた。
 それによると、この「春子稲荷」は、天正十三年(一五八五)の秀吉の紀州攻めの際、白狐に身を変えて紀三井寺を兵火から守った、春子という娘~牝狐をまつるという。
 この年四月のはじめ。ウンカのような秀吉の大軍は、根来寺(那賀郡岩出町)を焼き払い、太田城を水攻めにしたかと思う間もなく、どっと紀三井寺のあたりへ押し寄せてきた。

 「この寺も、ついに焼かれるか」
 寺を預かる法橋徳順は、僧兵を率いて奮戦するわが子、平太夫の無事を析りながら、静かに経を唱えはじめた。だが、その間にも血にまみれ、深手を負った僧兵たちが、続々と引き揚げてくる。やがて、平太夫も抱きかかえられるようにして運び込まれた。
 そのとき、人目もはばからず、大声をあげて泣き伏した女がいた。観音堂に仕える春子だった。
 春子が観音堂にこもったのは、平太夫が息を引き取ったとき。それから、どれぐらいたったのだろうか。それまで間こえていた春子の、読経の声が途絶えたかと思うと、突然、一匹の白狐が堂から飛び出し、まだ、ときの声の続く戦場へ走り去った。
 二日後、秀吉軍の攻撃はピタリとやんだ。いぶかしがる僧兵たちの間で、間もなくこんな噂が立ちはじめた。
 「どこかの娘が、敵の大将のところへ飛びこんで、どうか寺を焼かないで~と嘆願したそうな。そのけなげな姿に、秀長が感激、紀三井寺を討つこと、まかりならぬという触れを出したとか…」
 噂の通り、秀吉軍の陣中のあちこちに「寺への放火狼籍まかりならぬ。違背する者は厳罰に処する」
 という立て札が立てられていた。
 村人たちは抱き含いながら、戦いの終結を喜んだ。いかつい僧兵たちの顔は、どれも涙で光っていた。
 そのだれも、秀吉に直訴した娘が一体だれなのか、知らなかった。しかしみんな、いつとはなしに、その娘こそ、堂から飛び出した白狐だったのでは~、いや、春子だったのでは~と思い込むようになった……。

 祠の背後の名草山の古い石段を登りきったところに弁天堂があった。その左手を回ったあたりの、小さな台座は、遷座するまでの春子稲荷の跡だった。養銭箱からこぼれたのだろうか、青いサビを浮かせた十円硬貨が、そこここに落ちていた。
 その台座から望む和歌の浦の光景は、まさに一幅の絵だった。春子が身を賭して戦場に赴いたのは、こんな日ではなかったのだろうか……。
 見下ろす山の斜面も、境内も一面、白い桜花にいろどられていた。
以上
そのほか「護国院鐘楼」重要文化財(安土桃山時代1588年)
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重要文化財:多宝塔(室町時代1449年)
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等、境内の上層部にある建造物を見終えて、231段もある石段を降りていくと清浄水と書いた小屋が見えた。
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しかし周りを見渡したのだが汲めるところがない、お堂も扉はかたくなに閉じられており、途方に暮れていると、相方さんが一段下の方からここなら汲めるよ~と声がした。行ってみると
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お堂の中に井戸がありそこから水が流れ出ている様に見えるのだが、その下に瓶が置いてありソコに貯まった水がコチラの蛇口から汲める仕掛けになっていました。
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と言うわけで二つ目の「三井水・清浄水」をゲットすることが出来ました。
「三井水・清浄水」の独断と偏見の水評価は
まろやかで美味しいコーヒーが飲めました。
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (*^_^*)でした
詳しい場所




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