NO284:勝山市の「神谷の水」

○ ダイノベンチ恐竜博士(博物館のキャラクター恐竜博士が座るベンチの事らしい)
「恐竜」という名前は、DINOSAURIAダイノサウリアという動物のグループ名からきています。1841年までにイギリスでは、イグアノドン、ヒラエオサウルス、メガロサウルスと3種類の絶滅した大型爬虫類はちゅうるいが発見されていました。イギリスの有名な解剖学者でもあり古生物学者でもあるリチャード・オーエンは、1842年にその3種の化石動物がこれまで知られている動物とはまったく異なったものであることから、新しい生物のグループ「DINOSAURIA」を作りました。これはギリシャ語の「deinos sauros」に由来しています。つまり、「恐ろしいほどに大きい」という意味の「deinos」と、「トカゲ」という意味の「sauros」を合わせた言葉です。「deinos」は確かに「恐ろしい」という意味もあり、日本では「恐ろしい竜」、つまり「恐竜」と訳したのですが、そもそもは「恐ろしいほどに大きいトカゲ」の意味だったようです。今年の冬は当地方では雪が積もらず、3月に入り雪恋しくなり北陸に行けば積雪が見れるとの思いから、白山の麓にある「勝山市」に行って見る事にした。
勝山市の湧水の情報を調べてみると、多くの汲む場所がある。前回の教訓から今回は2ヶ所に絞って行く事にした。
勝山市の観光情報を調べてみると、行ってみたいところが数ヶ所見つかった。
まずは日本規模で有名な「福井県立恐竜博物館」に立ち寄りながらその近くに在った「神谷の水」を目指す事にした。
まずは高速北陸道の北福井JCT(ジャンクション)から、中部縦貫自動車道(無料区間)に入り勝山ICで降りる事約2時間半途中地道を使わず勝山市まで来れました。
やはり最初に行くのは「福井県立恐竜館」があるかつやま恐竜の森(勝山市長尾山総合公園)です。
勝山ICを下りると遠くの山に

白い大きなドームの様なものが見える所が勝山恐竜の森の様で、そちらの方に移動。期待していた積雪はこちらも同じで、平地には全く見当たらない(*_*;遠く山の色は雪景色であるが

変わった形の山で白山かも(?_?)と思いながら進んで行くと、田圃の中に突如

ホワイト恐竜(と言うそうな)が出迎えてくれた。
ソコから5分も経つか経たないかで「恐竜の森」の小高い丘に到着。こんな季節なので見物客も少ないだろうと思いながら駐車場へ入ると、車を止めるスペースを探さなくてはならないほど多くの車が来場していた。

入口へと進んで行くと大きな恐竜モニュメントが

入口近くの

中央から右が入口専用、左が出口専用

受付で写真を写しても良いかと尋ねると、「写真はOK、ただしフラッシュは禁止、ビデオも禁止」との事であった。
多くの場合写真撮影禁止の展示場が多いい中「おー太っ腹」と、これでブログが書けるとルンルン気分で館内へ

エスカレーターで地下約三階まで降りて行きます

エスカレーターを下りて展示会場までの通路には、石の展示物と

ウミユリの化石の標本

魚竜

と続くが、もっと多くの標本が展示してあります。
通路の突き当りに


発掘される恐竜の骨、上からも観れるのは別の骨

ホールに入って行くと

恐竜のお出迎え、後ろからも

こちらは恐竜の骨格

骨格の中には実物の物とレプリカの物がある様ですが見た目には分かりません

黒っぽい恐竜が実物の様です。草食でティタノサウルス系
1階の地球の科学ゾーンから二階へ上って行くスロープには、中国四川省の恐竜たちのジオラマのコーナーでは

すごい迫力で展示され

圧倒されながら上って行く途中に1階を見渡すと

見学者が少ない所を狙ってパチリと
二階では生命の歴史ゾーンとなっております。

恐竜も現代に近づいて哺乳類時代のマンモスや大鹿の骨格
海中での
アンモナイト

マンモスの牙

こちらもたくさん展示してあり、写し切れないのでこのぐらいにして、水汲みの時間も気になりだしたので出館してきた

三階まであり、ミュウジアムショップやレストランとなっています。ゆっくり見学するには、2~3時間ぐらいの余裕をもって行く事が望ましい場所でした。
で、吾輩は「神谷の水」を探しに恐竜の森を後にした。
情報元では、ここの恐竜の森を取り囲むように、山の左からと山の右から進んでくる道が合流する辺りに在るはず。吾輩は、恐竜の森から右側の道に出て合流地点へ進んで行くと

それらしき水車が見えてきた。近づくにつれて幟も立って賑やかにしてある。こんな水汲み場も珍しい。
丁度道の交差する三叉路が広く、水汲み場の近くに駐車しても交通に迷惑にならない様なので、水汲み場の正面に止めて

中に入ると

正面から水が噴き出している。この地で湧いている水ではないのではと周りを見てみると
まずは

「ふくいのおいしい水」の認定書が掛けてある。
平成30年9月5日に認定 平成35年9月4日までとの事。
そして

水質検査結果書
採取年月日:平成30年7月12日 14時00分
採水地点:勝山市村岡町 神谷の水
採水者:高間 幸範
検体の種別:湧水
________________________
検査項目 検査結果 基準値 定量下限値
一般細菌: 2個/ml 100個/ml 0
大腸菌 : 陰性 検出されない事 ー
ヒ素及びその化合物:0,001mg/L以下:0,01以下:0,001
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素:0,17mg/L:10mg/L:0.02
塩化物イオン:4,1mg/L:200mg/L:0,2
カルシュウム マグネッシュウム(硬度):16,6mg/L:300mg/L:0,5
蒸発残留物:69mg/L:500mg/L以下:1
有機物(全有機炭素TOC):0,3未満mg/L:3mg/L以下:0,3
PH値:6,5(20℃):5,8以上8,6以下:--
臭気: 異常なし 異常でない事 ---
色度:0,5未満 度: 5度以下 0,5
濁度:0,2未満 度: 2度以下 0,2
遊離炭酸:6,3mgCO2/L:20mg/L以下:0,3
上記検査項目について、水質基準に合格
平成30年7月12日~平成30年7月23日
等々です。
そして、「神谷の水」の歴史

概要
この水は、十数年前まで栃神谷区の簡易水道として、利用されていた。
この水の水源は、ここから約700m離れた山の中腹にある岩の間から湧出ており、ここまで地中配管で密閉的に導かれている。
夏は冷たく冬は暖かく、とても美味しい水なので、区民に愛され簡易水道として40年余利用されていた。
経過
簡易水道として利用して30年を過ぎた頃から配管の老朽化が見られ、多額の修理費がかさむようになった。それゆえに将来の事を考えても、この簡易水道を廃止し、市の上水道に切り替えた。
ところが、この美味しい水に未練を持つ区民も多く、「市の上水道とは別にこの水を残してほしい」と云うことで、村の一番上に新たな水汲み場を設置した。
進展、改善
平成18年3月18日に「ふくいのおいしい水」の指定を受け、さらに22年には、福井型カーボン・オフセット環境ふくいCO2削減貢献事業の補助金を受けて、次の改善を行った。
改善1、配管を現在の水汲み場である国道157号線の近くまで延長して、利用者の利便性を図った。
改善2、老朽化した配管を新品に交換し、さらに途中にあった貯水槽を切り離して直結し、水の滞留をなくした。
改善3、水汲み場を目立たさせる目的で、近くに水車を併設した。その結果、多くの人達に知れ渡り、現在では毎日多くの人達が利用している。
水源地の現在の様子
水源地の今の様子を図1、および2に示す。
周囲をコンクリートでしっかりと固めて、うわ水が混入しない構造になっている。
よって、雨が降っても水が濁ることなく、年中透明度もきわめて良好である。
水質検査について
水質検査は、毎年春、夏、秋と年3回実施している。
検査項目は、右表試験成績表のとおりである。
平成26年6月吉日 神谷の水管理者
と、村民あげてのこの水を大切に守って来られているという事が、我々部外者にもこの「神谷の水」を飲ませて頂ける機会を与えてくれている事に感謝をしたいと思います。(^o^)/
云うことで有り難く水を汲んでいると、新たに軽自動車が止まり、老夫婦が下りて来られた。
水を汲みに来られたものかと、水汲みを譲ろうと小屋から出て行くと、あにはからんや、車の音がおかしいので見てもらえないか・・・との事
何時も、他人さんに親切にしてもらい水汲みが出来ている事に感謝して、今回は返さなくてはと「車を乗って確かめてみましょう」と吾輩のスマートキーを奥さんに預け、試運転に行ったのでありました。
走れども変な音はせず異常なかったので、水汲み場まで戻り、旦那さんに乗ってもらい再度試運転に出発、その中で「年寄なもので、車屋が進めてくれるものはすべて付けてある」と、最近の車は安全装備が多く付いているので、警告音が鳴ってもどの音か判らないとの事、助手席のシートベルトも確実にしてもらい走ってみるのだが、それらしき音はしないと旦那さん、結局判らずじまいで別れ際に、シートベルトと、ドアは確実にと言ってお別れした。さて、再び水を汲もうかと小屋に入ると、ペットボトルに水が入り終えていた。奥さんが入れとってくれたのだと感謝!ペットボトルを入れたコンテナBOXを車に詰め込み、さて車に乗ろうとした時に、車のキースマートキーが無い(?_?)・・・・といえば、車の試運転に行くときに奥さんに渡しておいたのだが、返してもらっていない・・・ガァ~ン・・・さては、返すのを忘れて持って行かれたのでは、ガァ~ン((+_+))
さてさてどうするべえか(・・? 待っていれば戻って来てくれるかな~・・・・戻って来なければ連絡先も知らないので、相方さんに呼びのキーをはるばる持ってきてもらうか・・・・・どうするべえか・・・・・と、イロイロと頭をよぎり・・・・・そうだ、水を汲んでくれていたので、その辺に置いてくれているかも・・・・・と、再度小屋の中へ・・・・と、杭の上に置いて有るのが見えた。

ホッ、と胸を撫で下したのでありました。
独断と偏見の「神谷の水」評価は
「神谷の水」の歴史にも書いてあるとおり、村民の自慢する水で大切にされて来ただけあり、軟水系ですが、コーヒーも美味しく飲めました。
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v デシタ
詳しい場所は
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