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NO244:河合不動明王の湧水

  河内洞窟 234-2z
河内風穴から戻ってきたが次なる湧水の出る所がこの場所の奥の方に在るという。情報元では、川の中の大岩の根元から湧き出ているというが、その場所は道からすると対岸になるらしい。また、一見(いちげん)さんでは判り辛いとの事であったので、河内風穴の入口に在る食堂「風緑(かざみどり)」で聞いてみる事にして入って行った。
   河内洞窟 011-2x
店内に入ってみると外観の小屋風からは想像できないこじゃれた店内。
   河内洞窟 141-1c
店内から見る癒しの空間
   河内洞窟 149-1b
水のきれいな川だけでも・・・・そして吾輩は、入口に近いカウンターに陣取り、「お姉さ~ン、このお店の一推しの食べ物をお願い~」と、出て来た物は
   河内洞窟 137-1n
みたらし団子ならず、みたらし蕎麦団子であった。
『 そばの香りのする手作りのあつあつだんごに、かつおのだしが良くきいた風緑オリジナルのだししょう油をたっぷりかけたそばだんごです。
 トロトロに煮詰めただししょう油は蕎麦屋ならではの絶品に仕上がっております。
 ぜひこの機会に絶景のロケーションと共に店内でお召し上がりください。』
食べながら、「河合不動明王の湧水の場所を尋ねてみると、ここから少し上がれば川沿いに右に入る道があり、その谷に入って行くと有りますが、よ~く見なければ素通りしてしまう所で、その谷から林道を登れば、多賀神社奥宮に出て来る」との事 、早速行って見る事に
   河内洞窟 162-2q
林道の様な県道を走り、5分も走らない内に分かれ道に到着
   河内洞窟 170-2w
小さな集落を通り
   河内洞窟 175-2e
そして谷合に入って行きました。
   河内洞窟 186-2r
まず一つ目の目標を、ブログの情報元が書かれていた砂防ダムにして走っているとそれらしき砂防ダムが見えてきた。
  河内洞窟 193-2y
ココの砂防ダムの岩からも水が出ているらしいが、対岸で水深もあり汲むには大変との事だった
   河内洞窟 213-2t
水はキレイに透き通っている深そうである
   河内洞窟 215-2y
岩からは噴き出した水が岩に伝って流れているが対岸には行き難そうだ。さらに上流目指して走っていると第二の砂防ダムが、そこの水は
    河内洞窟 224-2u
先程の砂防ダムの下流の水たまりより深いのかコバルトブルーの水の色である。吾輩はこのような水を見ていると、汚い心が一瞬にして美しい心になるのが判るほど癒されて好きである。
しかし、かわらを見ながら走って行くのだが
   河内洞窟 322-2i
渓流もなくなり、大小さまざまな石灰岩の涸沢になって行った。おそらく水の流れは石ころの底を流れているのだろうが、時たま水たまりになって出てきたりする。
   河内洞窟 330-2o
その内こんな所が出て来た
   河内洞窟 334-2a
よく狭い谷合の事を、「物干し竿が渡せるぐらい」と例えるのだが、まさにこの地形はソノたとえがぴったり当てはまる谷である。
  河内洞窟 337-2s
ここを通り過ぎて走っていると河原の中に
   河内洞窟 235-2d
鳥居が立っていた。そこには『河内 元行者窟』と標識が立っていた。

その20m程奥に軽トラが止まっていたので、オジサンに「不動明王の湧水』を尋ねてみると、「それはもっと下流だ」との事、はて?そんなとこは在ったかな(?_?)と言ってみると、教えてやるから付いてこい・・・と、ラッキー
河内洞窟 249-2v
そこは車二台分が置けるぐらいの譲り合いゾーンで、なぜか山ぎわには
  河内洞窟 259-3e
お地蔵さんが祀ってあった。
それも最近花を祀られた様子の生き生きした切り花であった。近くに人家は無く誰かがお供えに来ているのだろう。何のいわれの有る地蔵さんか知らないが手を合して、水を汲みに(案外不動明王の石仏かも知れない?ゆっくり観察はしていなかった)
   河内洞窟 256-2b
上流の道がカーブしている所らしく、ペットボトル2個と水汲み2点セットを持って出発。案内してくれた親父さんは、日が暮れるまでバードウオッチングするので・・・と言う事でどこかへ走り去って行かれた(^_^)/~ 
   河内洞窟 287-2c
なるほど大きな岩がある。その根元?を見れば
   河内洞窟 281-2n
岩の隙間から、湧き水としては結構な水量である。さらに上流の方は
   河内洞窟 288-2m
まさに噴き出していると言う言葉がお似合いの水量である。オヤジさんが言っていたが、何処からともなく水を汲みに人々が来ているという。そのためか
  河内洞窟 288-2m
川原に降り易くしてある(吾輩がそのように思っただけかも)そこを降りて、岩伝いに川面を飛び越え
   河内洞窟 304-3w
汲み易い場所を探して
   河内洞窟 300-3q
無事予定の湧水二ヶ所目をゲット(^_^)v
さてさて、次なるは多賀大社の奥宮に『多賀大社の御神木』が在るという。風緑で聞いた通り行けば、この林道を進んで行けば行けるハズ。それではと、さらに林道を奥に向かって車を走らせた。
  河内洞窟 349-3t
川もなくなり、さらに奥へと
   河内洞窟 358-3y
だんだんと高度を益して行きます。だいぶ奥へ入って来たところで
   河内洞窟 359-3i
立派な石堂が出て来た。なんで~、周りを見渡すと
   河内洞窟 426-3a
スギ林の間から、墓地が見えた。どうも廃村跡地の様だ。と先ほどの墓地の前には
   河内洞窟 366-3u
林道が分れていたがそのまま直進する事にした。10分ほど走ると分かれ道が 
   河内洞窟 416-3o
直進と、左に大きく曲がり上へと続いています
   河内洞窟 418-3p
まずは、左の林道を攻めていく事に
林道を上って行くと
   河内洞窟 396-3o
材木の切り出しをしていた。めったに見ない光景だが、昔はキンマと言うものでしていたと聞いたが、最近は簡易モノレール式の設備でやっている様だ。この設備、ミカン畑だとか、紀伊半島の方の鍾乳洞に行くのに使っていたりと多様な使われ方をしている。当地方でも、大江山連邦の赤石岳でもパラグライダーの人を運ぶのに使っていたが最近は使用していないようだけど・・・(?_?)
更に奥地へ攻めていくと
  河内洞窟 375-3f
林道時山多賀線開通記念 の石碑がぽつんと・・・その先は
   河内洞窟 388-3s
通行止めのクサリ。これまで・・・と、引き下がろうと
   河内洞窟 385-3d
クマ注意の立て立て看板の奥に、イワレの有るような看板が
   河内洞窟 379-3d
五僧峠  保月へ3km 時山3,5km
 五僧は、むかし美嚢の時山から5人の僧が移ってきてここに住みついたのでこの名前が生まれたという。この峠は古くから美嚢と近江を結ぶ交通の要地であった。
 時村を経て牧田に通じるので江戸時代には牧田越えとも言われていた。
慶長五年(1600)関ヶ原の合戦に敗れた島津義弘の一行は小林新太郎の案内でひそかにここを通り高宮の河原で一泊翌朝早く甲賀をを経て堺浦に出て舟で薩摩に帰った。したがって、この峠を島津越えともいう。
 慶長七年(1602)本願寺初代の教如上人がここを通られ五僧に寺がないのを嘆かれ49院の唯念寺の掛所とされ唯念寺道属の門徒とされた。
 元禄12年(1700)五僧に大火あり、全戸焼失した。
 明治二年(1869)桑名騒動の際には彦根藩兵は大砲を分解して八重練からかつぎ上げ、この地で桑名軍の来襲に備えたが、桑名藩が官軍に降伏したので事なくすんだ。
 明治6年(1873)この地に岐阜県と滋賀県の県境がけっていされた。
 昭和30年(1955)町村合併により脇ヶ畑村後僧は多賀町東限の地となった。
  昭和58年9月   多賀町教育委員会
との事、昔は人の往来が多いかった様子が偲ばれます。京都の端から滋賀の端まで・・・何の因果か・・・
これ以上言っても目的地に行かないと判断し引き返し、先程の分かれ道を直進する事にした。
  河内洞窟 400-3a
山を上ってカーブに差し掛かると対向からバイク2台が走ってきた、危うくぶつかりかけたが、相手の兄ちゃんうまく車を交わして土煙をたてて去って行った。さらに上って行くと
   河内洞窟 402-3d
見晴らしの良い処に出たので一枚パチリ。それから間もなく
   河内洞窟 409-3s
峠の頂きらしき所に着いたが、どうもここも岐阜県へ降りて行く気がして引き返す事にした。結局お墓のあった所まで戻り、最後の掛けとばかり橋を渡って行った。
追伸:行者窟の詳しい内容は『林道・ダむ・鉱山の勝手な記録』のブログに乗っています。

河合不動明王の湧水を水評価は
軟水よりの硬水と言った感じで、出て来た所を見た時の様な期待ほどの事はなった。しかし、三ヶ所の中で一番透明度の良い水であった。それと喉越しも良かった。
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v   
詳しい場所は 
  
 
   
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NO243:河内風穴の湧水群(仮)

   017全国西禪寺第二 (11)-1
霊仙山へ登った数週間後、臨済宗妙心寺派無相教会花園流御詠歌「大67回全国奉詠本山大会に以前紹介した「菩提寺:西禅寺の男性御詠歌集団西禅寺第二支部」で、会場 妙心寺法堂(はっとう・重要文化財)で登壇した時の写真です。
この大会に出席した次の日から喉の銚子がおかしくなり、さらに鼻水、咳と風が重症化し、あげくのはてには寝込まなければならなくなった。それが相方さんにも移り咳が激しく、どうも霊仙山の疲れが原因ではないかとなった。
それから二週間、ようやく体調も戻り、霊仙山へ行った時に通った河内風穴が忘れられず、YouTubeを見てみると鍾乳洞の中に湖面が在るらしいと判り、その水を汲みに行く事にした。
   河内洞窟 014-1q
所でNO142の最後で大事な事を書くのを忘れていたので追伸、帰りに名水汲み場で漏斗を置いてきたその結果は、後から降りて来た3人組が無事見つけてくれて、水を汲んで吾輩に届けてくれたのである。そのためブログを書く事ができたのでございます。感謝!感謝(*^。^*)
で、渋滞に巻き込まれながら前回来た霊仙山へ行く道にそれて走っていると
   河内洞窟 583-1s
立派な橋が見えた。そのたもとには
   河内洞窟 584-1
神の故郷 多賀大社奥宮  調宮神社と書いてある。そして石柱には『多賀大社御旅所』と
今回ここに来るにあたって、多賀町の名前の由来となった多賀大社に寄って地域の紹介をしたいと考えていた。それ以外にも紅葉の神社仏閣が在ると言うので廻れたら足を延ばすことに、それに湧水も数ヶ所出ているところが在ると言うのでそちらの方も行ってみたいと思っていた。
そんな折の多賀大社の奥宮と書かれてある神社を見れば、帰りには寄らずにおられない思いで先に進んで行った。
やがて河内風穴の集落へ
   河内洞窟 010-1w
おやおや吾輩の車がもう止まっているではないか?
  河内洞窟 012-1e
この橋を渡って行きます。右には氏神様であろう八幡神社
   河内洞窟 015-1r
その左手の方へ進んで行くと受付が有ります
  河内洞窟 016-1t
入山料を払い入るわけですが、水を汲んでも良いですかと尋ねると、汲めるかな~の返答、風穴から水は出ているので汲めるのではと、オジサンは、「汲めなかったら事務所内にある水道もその水をろ過した水なので汲んでも良いよ」としんせつな返事、まあ源水が良いので汲んできます」と風穴の方へ、その前に
  河内洞窟 019-1u
風穴の地宮前の御神木の石碑
   河内洞窟 020-1i
     記
芹川の左岸(通称大上)に宮前の守神の木として受け継がれてきたケヤキ、樹齢約800年幹周り約九米樹高約20米の県下稀に見る巨木があったが、よるる年波には勝てず樹齢の限界を見、又県道多賀ー醒ヶ井線道路改築工事に伴い、道路法線上支障となるため伐採された。
このご神木がなくなるにあたり、800年間風雪に耐えてジッと宮前を見守って頂いたご苦労に感謝しつつ、今後も此の碑を宮前の守神として場所をこの地に移し後世に伝える
平成11年11月建之 宮前
奥の祠にはたしか地蔵さんが祀ってあったような~よ~く覚えていないが・・・
で、風穴へ向けて
   河内洞窟 022-1o
道の横に流れる水が風穴から湧き出ている水とか・・・・・すごい量・・期待が膨らみながら
   河内洞窟 024-1p
橋から見た下流側で、上流も
   河内洞窟 023-1p
この谷をエチガ谷と言うらしいが、「エチガ谷湧水群」と呼ばれている水である。橋を渡り進んで行きます
   河内洞窟 025-1a
ここから上り坂
   下を流れる渓流は実に綺麗だ(*^_^*)
    河内洞窟 026-1s
そしてさらに急に
   河内洞窟 029-1d
上がって行くと、さらに足場の悪い階段へ
   河内洞窟 032-1f
そして河内風穴の入口が
   河内洞窟 035-1g
期待を弾ませ風穴内へ
   河内洞窟 036-1h
入口は小さく入りにくいが
   河内洞窟 037-1j
入口から縦に降りて行くようにらせん状の石段が作ってあり、すべらないように恐るおそる降りて行くと
   河内洞窟 038-1k
洞窟内は大小さまざまな岩が転げており、その合間を縫うようにコンクリ~トで通路が伸びている
   河内洞窟 039-1l
さらに下って行くと
   河内洞窟 042-1x
平坦な通路になったかと思うと、足元からゴウゴウと言う水が流れているような響きが聞こえてくる。此の音だと相当な水量だなと洞窟内の水の流れを期待しながらさらに奥へ
   河内洞窟 045-1c
・・・・梯子が見えてきた
    河内洞窟 046-1v
少し長い梯子を上って行くと
   河内洞窟 051-1m
広い空間の洞窟は行き止まり、その横には鉄柵がしてあり、これより奥は立ち入らないでぇ~との事、チョイト、水の溜まった池ハァ~なにこの洞窟・・・・今までの中で、有料で入った洞窟で見栄えのしない穴蔵は最悪である・・・と思いながら近くにたむろしていた人達に
   河内洞窟 053-2q
何をしているのですか・・・と、彼ら曰く「今日は、年に一度の、洞窟の奥まで探索できる日でしたので、鉄柵の中から帰ってきたとこです」との事、通りでスタイルもケイビング的な服装をされている。湧水が洞窟内にたまっていると聞いてきたのだが・・・と聞いてみると、「それは入口近くの渓流の岸の事ですよ」と、しかし、来るときには分からなかったが・・・と、そうすると親切に、「洞窟から出て行くので案内しましょう」と、お言葉に甘えて付いていく事に
   河内洞窟 055-2w
洞窟内探索は申込み制との事、次は来年との事・・・洞窟探検したい方は早めの申し込みを(^o^)/
   河内洞窟 061-2r
川の近くに着いたら、この辺の岸一帯から水が湧いて出て来ているよと説明して下さり、ここでお別れして、吾輩は
   河内洞窟 062-2e
渓流に降りて行きやすい場所を探し
   河内洞窟 062-2e
足元を気を付けながら
   河内洞窟 078-2t
降りて行くと
   河内洞窟 107-2o
湧水が勢いよく出ています。
   河内洞窟 095-2u
この谷川右側のいたるところから出てきた水がまとまって流れているという事でした。
   河内洞窟 119-2d
吾輩の汲んだ場所は
   河内洞窟 105-2i
足場の良い汲み易い場所を選んで、三種の神器(片手鍋・漏斗・ペットボトル)で汲みました。しかし、きれいな水は心を癒しますねェ~
   河内洞窟 133-2s
で、帰りに受付によってオジサンに無事汲めたことを報告して河内風穴を後にした。
河内風穴
 上記ユーチューブの様な神秘な湖が洞窟内に存在するので、早く整備をして開放する事が地域の発展に寄与すると思うのだが、多賀町さんいかがですか~

で、独断と偏見の水評価はいかに
鍾乳洞の中を流れて来ているので、硬水が強いのではと思って帰って来たのですが、飲んでみるとそう強くなかったが、これ以上強いと嫌みの出て来るきわどいあじでした。コク、クリーミでしたが飲んだ後口の中にザラツキが残ったように感じたのは気のせいだったのか?
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v   
詳しい場所

 

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