NO193:ラドン含有「東山名水」(酷道429号の旅:そのⅤ)

後山から志引峠(しびき)を超えると兵庫県、峠から眺めた様子

麓に下りてくる時、タタラの遺跡跡の記念碑が

古代製鉄(たたら)の神
金谷子神
降臨の地 岩鍋
平成4年 千種ライオンズクラブ
本来は現地まで足を延ばすのですが、今回は先を急ぐ為パス、代わりに案内板を

たたらの神様 金谷子神降臨の地
岩野辺の人々はここを「山の神」と呼んで神聖地してきた所です。
元来岩野辺の縁故地であり、周囲の山々と同様に一反五畝歩の分割地として個々が管理しています。
谷川に面した所に桂の老木が茂り、根元に小さな祠がお祀りしてある、人々はこれを「金谷子さん」と言って、丁寧に扱いお祭りしている。
特に出雲地方の人々は「我々の元祖だ」。「ルーツはここか」。と言って今でも一年に二組や三組は見に来たり、お参りしています。
出雲の旧広瀬町「金谷子神社」の祭文(のりと)によると、高天原から最初に地上に降臨した所は播磨国志相郡岩鍋という所で、
「我らは民草を救い、天皇を助ける為に天降りをした。今から鍋作りをするので、よく見習うように」と言って、近くの岩を砕いて鉄を採り出して、鍋釜を作っていたが、「ここでいつまでも居る訳にはいかない。西の方の人が私が行くのを待っているから」といって白鷺に乗って出雲に至り西比田という所の桂の木に止まっているのを村人が見つけ、そこに住居となる大きな社を建て、村人と共に鉄を取り鍋釜を作り豊かにくらしたということが書いてあります。
最初の降臨した所で、岩を砕いて鍋を作ったところから「岩鍋」という地名をつけた。と岩野辺の元の地名が「岩鍋」であったことも書いてあります。
尚、金谷子神の祠はこれより奥2,2㎞の地にあります。
(文責者 上山明)
平成25年設置 岩野辺自治会
兵庫県に入ると、こんな道も

立派な鳥が乢トンネルも

進みながら若桜街道国道29号に出る前に

波賀城が山のてっぺんに

今は波賀城史跡公園となり、城郭も「波賀城学習資料館」として再建されたものらしいデス。間もなく若桜街道国道29号線へ

国道29号線と国道429号線の複合ルートになり、29号を北上する事約800m

朝来へ向けて29号から分岐、兵庫県ではこの区間の429号標識が見当たらず・・・見落としたかも(?_?)
一部狭い所があった酷道429号線もまだまだ国道らしい街道が続いていました。

429号を走っていましたら

イボ石が、とりあえず面白い石かな~と思い写真を写してきましたが、説明されているブログが有りましたので紹介しておきます。最近越前地方に出向いていたら、このような石に出逢い、後程(越前水紀行その時)紹介しますが、このような石にはイボを取る成分が含まれて入るのかな~と思います。検索掛けていたら「ラドンとイボ」の項がありましたので、何らかの関係があるのかも、そのラドン(放射能)を含んだ名水が、その先の脇道を登って行ったところに在る、「東山温泉メイプルプラザ」敷地内に有ると看板が立ててありそちらに車を向けた

駐車場の道を隔てた所に「東山名水」の自動販売機が設置されていた

その横に、名水が掘り出された経緯が書かれていました

東山名水:この名水は、平成2年「東山泉源開発事業」として、京都女子大教授 桂 京造氏の現地調査、指導を受けながら泉源調査を進め、良質泉を発見。山の斜面を温泉ボーリングし、泉源獲得に成功しました。
兵庫県衛生研究所温泉分析の結果、泉質はラドン含有19,8マッへと、温泉法基準(5,5マッへ)の3,6倍、療養泉基準(8,25マッへ)の2,5倍のラドンを有する極めて良質の冷鉱泉で、温泉はセッシ11,6度であります。
療養泉分類の泉質に元づく浴用の適応性は、神経痛・慢性消化器病・高血圧など21種。飲用の適応性は、痛風・慢性胆のう炎・神経痛などの7種にのぼります。
【年中無休】 以上 上の林野委員会
と書いてあり、早速入れようと準備をすると、その横に源泉の地図が

やはり汲む水は出来立てがよろしいと・・・そちらの方へ

こんな道を数分走ると

それらしき小屋が見えて気まし。

ここの販売機も小分けにして出す事ができ便利でした。成分表も

主なものを書き出すと
単純弱放射能冷鉱泉(低張性・弱アルカリ性・冷鉱泉)
飲用の注意事項
(1)飲用療法に際しては、温泉について知識を有する医師の指導を受ける事が望ましい。
(2)温泉飲料の一回の量は一般に100mlないし200ml程度とし、その一日の量としておおむね200mlないし1000mlまでとする事。
(3)以上のほか、飲用については次の諸点について注意すること。
ア、食後飲用すること イ、夕食後から就寝前の飲用はなるべく避ける事が望ましい。
そして、小屋の横には

源泉井戸らしきものが、この井戸は( 温泉ボーリングでは珍しい水平掘りによって冷泉の試掘に成功したものです)珍しい物だそうで、東山温泉にもこの水を使用しているそうです。
吾輩は、4本入れて帰ってきましたが、注意書き通りに飲んでないのでどうなる事やら・・トホッホッ((+_+))
・・・で、元の酷道429号線の旅を進めた。
独断と偏見の水評価は、ラドンを含んでいる事からか、今まで飲んだ事のないコーヒーの味に仕上がた。微妙な味でありました。
(^_^)v (^_^)v (^_^)vにしておきます
詳しい場所
スポンサーサイト