NO107:三朝ラジューム温泉「株湯」

三朝町の湧水第三弾をお送りします。
「プランナーみさき」の温泉に入って(本来は、三朝温泉街を散策してから入浴したかったのですが、食事後に入る決まりだそうで断られました)温泉街の散策に出る事に、車はこの国民宿舎の両サイドに「観光駐車場」が無料で開放されています。
三朝温泉と言えば、河原風呂で有名です。それが三朝橋の河原に在る「公衆浴場、足湯・河原風呂」です。

公衆の目を気にせず、数人の方が入っていましたが、昼間はさすが女性はおられませんでした。夜は判らないぞ~(?_?)
その上流には、恋谷橋があり、その中程に

今回は写っていない「陶製カジカガエル」のモニュメントがあります

縁結びかじか蛙
このカエルは縁結びのかじか蛙として親しまれており、撫でる事で、ご縁を授かる事が出来ます。
良縁成就、恋愛成就、夫婦円満、子孫繁栄 (書いていて、撫でてくるのを忘れてた^_^;)絵馬は出雲大社倉吉分院の祈祷済みのようです。
もう一つ橋の中央に足湯が作ってあるかじか橋は行けませんでした。写真なし
で、昼間の温泉街

上の看板は、三花朝湯温祭泉
綱引東勝負
という文字、5月3~4日 御釈迦様の誕生を祝い、湯の恵みに感謝する祭りだそうです。この日は5月3日でした。
歩いていくと

往年の名車、カーボンディーズ社 ロンドンタクシー仕様 リムジンビックベン

好きな人にはたまらないだろうな~・・・と思いきや、最近まで日産ディーゼルのエンジンを積んで売られていたとか詳しくは橋津屋さんのお車でした。
その近くに、薬師堂の足湯と飲泉場がありました。

温泉を汲めるところを探していたのですが、車の乗り入れは迷惑になりそうであきらめましたが、少し飲んでみると結構熱くぺットボトルに入れると、湯村温泉でも失敗したように容器がぱんぱんに膨らむので、別の所を探すことに
【三朝温泉の泉質と効能】高濃度のラドン含有量を誇る温泉
〇含放射能/ナトリウム・塩化物泉
〇含放射能/ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉
〇含放射能/単純泉
泉質は以上三つに分類されます。
神経痛、皮膚病、動脈硬化などに、また飲泉では慢性消化器疾患、慢性気管支炎、胃腸病などに効果があるそうです。
さらにぶらぶらと散策して行く、街角ギャラリーが

こんなのも、欲しい人はのどから手が出るほど欲しいだろ~ナ~
そうこうしている間に、トップの写真で写っている場所にきた。そこを河原の方へ歩いていくと、

中学生らしき子供たちと、大人が交ざって藤の蔓(かづら)で何やら作業を

そして、出来上がったのが


陣所(大綱引き)
「大綱引き」とは、三朝薬師の縁日に行われる「花湯まつり」のメーンエベント。由来は定かではないが、現在の形になったのは、明治の初期頃といわれている。
綱は藤かづらで編み、雌・雄二本それぞれ先端に輪を作り(つぼ口)、お互いに合致させ気を入れて(かせ木)、東西に引き合う。
この大綱引きは、「陣所」(じんしょ)と呼ばれて、全国でも珍しく圧巻である。
綱の大きさ(片側):長さ80メートル、重さ二トン、胴回り1,5m
綱もすごいのだが、話によると5月4日の夜の10時から観光客も交えて行われるそうで、その日は5月3日でしたので残念の一言((+_+))
花湯祭りは、 その年の豊作と商売繁盛を願う綱引き神事『陣所』が祭りのメインです。
『陣所』の大綱引きは東西に分かれて引き合う伝統行事で、「東が勝てば豊作、西が勝てば商売繁盛」と言われています。藤カズラで編んだ長さ80m、重さ2tの綱に触ると無病息災といわれ、多くの観光客が綱引きに参加します。カズラで作られた縄は全国でも珍しく、『陣所の館』ではこの陣所の綱が展示・紹介されています。
陣所の特徴
『陣所』の綱には雄綱と雌綱があり、先端には壺口という輪を作って持ちます。
三朝温泉街を東西に分ける場所に「緑門」をつくり、そこへ夕刻になると綱、壺口を”ドシンドシン”と地面に打ちつけながら引き出します。
緑門を挟んで雄綱が東、雌綱が西に揃った所で、神官のお払いがあり、開始の合図とともに雌雄の綱を若衆が持ち上げ空中に建て増す。その立ち上がった綱の上へ各々一人づつが乗り、壺口をコントロールします。
3〜4回のもみ合い、絡み合いの後、雌綱の壺口へ雄綱の壺口を通し、「かせ木」という貫き棒を差し込み固定させ、統合させます。それと同時に緑門上の大提灯が消され、これを合図に地元民、観光客数百人が「ワッショイ、ワッショイ!」と引き合います。総指揮者1人、取締りが東西10人づつ出て提灯を振り、綱を引く呼吸を合わせます。勝負の時間は短くて10分、長いときには30分を超えることがあります。
三朝温泉観光協会 いい旅、湯めぐり 三朝観光ガイドHPからお借れしました
路地の上に書いてあった東というのが、東側の陣地なのでしょう
陣所の説明書き立て札の所に置いて在った、藤の蔓の縁起物を

「好きなものを持って帰ってくれ」と言われたので、三宝の上に載っている小さいのを一つもらおうとしたら、蔓なので、夫婦和合の絡まった目出度いのを持って帰れと、大きなのをくれた。
志も、小さいのなら百円ぐらいかな、と思っていたのだが、でっかいのを進められたので、「清水の舞台から飛び降りた」気持ちでエィと五百円玉を置いてきたyo~
という事で、次の場所へ・・・それにしても、大人から子供へと代々伝わる祭りの催し事を伝えていく行事、何時までも残してほしい原風景ですよね~
と、かっこいい事を思いながら歩いていると、街角ギャラリー第二弾に

こんなん

ガラスケースで写りが悪いが(悪いのは腕前テカ^_^;)なぜ蛙なのか、三朝温泉では河鹿蛙の泣き声が風物詩になっていると聞く(三朝温泉マスコットキャラクター)それ故にかな?

でもう一枚

この看板から一号館もある様子でしたが、見つけられずで終わりました。通りを変えて歩いていると
三朝神社が目に付いたので早速参拝に

神社の謂れ(いわれ)

三朝神社の由緒
この神社は、もと三部落(湯村、外谷村、砂原村)の神社を合併したもので、従って祭神の数も多い。大己貴命(大国主神)・素盞鳴命・誉田別命(応神天皇)・大山祇命・武内宿禰なdの神々である。
もとの三朝部落の神社は、温泉発見の大久保左馬之祐が厚く崇拝したという言われから大久保大明神と、砂原部落の神社は、妙見山正八幡宮と称した。外谷神社は、荒神様(素盞鳴命)だったが、今この神社は末社に祀られている。
鳥居をくぐって直ぐ左側の手水所は、常にラジウム温泉が流れ出ている。三朝温泉ならではの施設である。
これがそうです

飲泉場「神の湯」と名前がついています。こんな手水舎も珍しいのでは、
温泉を触ってみると、薬師湯のように熱くなく、飲むのに程よい温度で一杯ゴクリ、此処なら温泉をもらい易いと、汲みに来た時に賽銭は入れるとして、お預けにして、さらに足湯が在る「株湯」まで行って見る事にした。
「株湯」h三朝温泉街の奥側橋に在り、三朝温泉では唯一外湯として三拍子(公衆浴場・足湯・飲泉場)がそろい、公衆浴場も大300円ー小150円と河原公衆浴場の無料を除いて一番安く駐車場も多いい

その横に飲泉場がありました

温泉成分表

飲泉場 世界屈指のラジウム温泉
放射線のホルミシス効果:ラジウムが崩壊してできるラドン(ガス)のような弱い放射線を微量に受ける事により、刺激となり体の細胞が活性化されます。それによって、毛細血管が拡張して新陳代謝が向上し、免疫力や自然治癒力を高めます。
禁忌症、適応症及び飲用上の注意
1、飲用上の禁忌症 なし
2、飲用の適応症
痛風、慢性消火器病、慢性胆のう炎、胆石症、神経痛、筋肉痛、関節痛
3、飲用上の注意
①、飲泉療法に際しては、温泉について専門知識を有する医師の指導を受ける事が望ましい。
②、温泉飲料の一回の量は一般に100mlないし200ml程度とし、その一日の量はおおむね200ml~666mlまでとする事。ただし、例外的に飲用する場合には医師の指導を受けること。
③、以上の外、飲用については次の諸点に注意する事。
ア、放射能泉であり、またヒ素を含有するため食後飲用すること。
イ、夕食後から就寝前の飲用はなるべく避ける事が望ましい。
平成22年7月26日
鳥取中部綜合事務所長
成分
1、源泉名:株湯1号泉 湧出地:鳥取県東伯郡三朝町三朝635番地1
2、泉 質 :単純弱放射能泉(低張性 中性 温泉)
3、泉 温 :38,2℃(気温26,5℃)
4、ph値等:ph7,0 ラドン(Rn)53、8× 10 -10 Cl/㎏
5、温泉の成分(1)陽イオン
ナトリウムイオン・・・165,1mg/㎏
カリウムイオン ・・・ 5, 1mg/kg
マグネシウムイオン・1,4 mg/kg
カルシウムイオン・・・15,2 mg/kg
アルミニウムイオン・・ 0 mg/kg
マンガンイオン ・・・ 0,1 mg/kg
フェロイオン ・・・0,0 mg/kg
計 ・・・・・・・・・・・186,9mg/k
(2)陰イオン
フッ素イオン ・・・2,4mg/kg
塩素イオン ・・・148,0mg/kg
臭素イオン ・・・・0,7mg/kg
硫化水素イオン・・・・・0,0mg/kg
チオ硫酸イオン ・・・・0,0mg/kg
硫酸イオン ・・・55,5mg/kg
炭酸水素イオン ・・・191,1mg/kg
炭酸イオン ・・・0,0mg/kg
計 ・・・・・・・ 397,7mg/kg
(3)遊離成分
【非解離成分】
メタケイ酸 ・・・・・49,3mg/kg
メタホウ酸 ・・・・・ 3,7mg/kg
メタ亜ヒ酸 ・・・・・0,1mg/kg
計 ・・・・・・53,1mg/kg
6、分析年月日: 平成22年7月6日
7、分析機関名: 財団法人 鳥取県保険事業団
( 最後まで読んでくれてアリガトウ)
その横には、足湯が

その前には、温泉発見の物語をモチーフにした銅像がありました。

という訳で、だいぶ疲れてきましたが「昔話」を書き出しておきます。
三朝温泉の発見
大久保左馬之祐と白狼
むかしむかし
大久保左馬之祐ちゅう源頼朝の家来が、主家再興の祈願をするため三徳山へお詣りになった
その途中 ごっついくすの木の根株に、年いっとった白い狼がおるのを見つけすぐに弓で狼を討ってしなったが
「まてよ殺生はならんならんぞ」と思いなおし、見逃してやんなっただっていな
そしたらその夜うさ、妙見菩薩が夢枕に立ちなって使わしめである白狼を助けてごいた礼だと言って
「かの根株の下からは湯が湧き出ている」と教えてごしなった
それからずうっと三朝の湯はこんこんと湧いて八百何十年にもなっとるちゅうこってす
ところで、我が方は、相方が「私足湯に浸かとるから、車とってきて~」ちゅうことを言いだしよって、
早速足湯に浸かりへ、こちとら泣く泣く車を取りへ・・・
結局、「神の湯」を諦め、温度も同じぐらいだったので「株湯」を頂いて帰る事と相成りました。
無事帰宅してメデタシメデタシ(^_^)v
そして、我が家の床の間には

大切に飾ってあります・・・・・・・・が、昨日相方が「乾燥して来て、蔓が離れかけている様だでぇ~」、こりぁ大変夫婦の危機か~((+_+))
追伸:「株湯」の名は、この昔話から来ているのでは・・・もう一つ、早速ボンドで付けと来ましたでぇ~
「株湯」の温泉水は、成分表にも書いてある通り、一日一杯にしております。お湯は「チョイト塩辛い」感じですが、コーヒーにすると「コクが強く」出る感じで、好き嫌いが分かれるかもしれません。一日一杯程度ならいい感じですが、二杯三杯となると、チョイトしつこいかなと思います。
で、独断と偏見の「株湯」の味評価は
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v でした
詳しい場所は
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