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NO79:越知川名水街道⑤「南山名水」

不動の滝を見て、さらに下って来ると重箱石が道の横に見えてきます。
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さらに下って来ると、兵庫県下二番目に大きい杉だというものも有りました。
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        兵庫県指定文化財  史跡名勝天然記念物
          天然記念物  大歳神社の大杉
  所在地:神河町大畑550番地
  所有者:宗教法人 大歳神社
  管理者:大畑区
指定年月日:平成17年3月17日
   樹種:スギ(スギ科)
樹高:43m   胸高周囲:10m

 スギはスギ科の常緑高木で1種1属の日本固有種です。
 南は屋久島から北は青森まで分布し、最大級の物では高さ60m、胸高直径450cm以上に達するものが有ります。
 この杉は大歳神社の境内にあります。兵庫県内では養父市大久保氷ノ山のスギに次いで2番目の大きさです。
 地元では、この大スギを大歳神社のご神木として、崇め大切に守っています。
また、地元はもとより、地域のシンボルとして広く愛され、親しまれ、象徴になっていることから、兵庫県では指定し保護する価値があると認められました。
 今後、私たちも大切に保護していきたいものです。
                   神河町教育委員会

を見ながら、「千ヶ峰南山名水」販売所まで帰ってきました。まだ、停電は回復せず、水を買いに来ている人も増えているようでした。
「南山名水」は販売所の裏の斜面に出てきていますので、そちらに行き正真正銘の湧水をもらって帰りました。
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最後、残る熊野神社に向けて雨足が強まる中出発しました。

で、水の評価はのど越しは良いのだがコーヒーを沸かしてもまろやかさがナイ!越知川名水街道の水全般的に言えるようです。
独断と偏見の水ランクは
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v でした。

詳しい場所は前と同じ




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NO78:越知川名水街道④「千ヶ峰南山名水」

越知ヶ峰天然水の所から、「千ヶ峰南山名水」へ向けて出発した。
到着して水を汲もうとしたら、先ほど大雨のせいか?停電して水が出ないと言われ、ほかの人たちも「今切れたとこなので、もう少し待ったら出てきますよー」とのんびりモード。
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赤い屋根のお家が名水販売店です。
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店内は停電のせいで、水汲みの人が水が出るのを待っておられたため写真を自由に撮る事が出来ず手振れもアリ、こんなのしか有りません。
まってみたのですが、再開が何時になるのか分からないため、あきらめて一本100円のペットボトルを3本かって汲んだことにしました。次に行くのは、裏手にある「南山名水」ですが、とりあえず見どころである「新田ふるさと村」に行ってくることに。
NO:75の始まり部分で出している写真が「ふるさと村」です。越知川名水街道の最奥部に施設は有り、渓流が流れる場所でロッジやテントで泊まって自然と親しむ目的のようです。その日も親子の団体さんがお食事の準備をしてにぎやかでした。そこを下って行くと、街道すじから不動の滝が見えました。地元の人曰く普段は水チョロチョロで街道から見てもパッとしないですが、今日は雨降りで水量も多く見ごたえがありますとの事でした。
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滝が見える事を知らせる可愛い看板です。大きくすると
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立派な滝です。滝壺まで行けるとの事でしたが今日はパス、山ヒイルが多いいのでくれぐれも注意とのお達しです。

ココで、千ヶ峰南山名水のパンフをもらってきましたのでチョイト
千ヶ峰南山名水は、バランスのとれたミネラル成分からなる無菌の天然名水です。
自然のフイルターともいえる花崗岩の割れ目を長い年月をかけて通り抜けている天然水を、岩下162メートルより採削し、深井戸ポンプで汲み上げています。
 環境汚染・悪天候の影響を全く受けることなく、常にミネラルバランスの良い無色透明の清澄な無菌の天然水です。
 千ヶ峰南山名水は、源水が無菌にもかかわらず、除菌フイルター及び、紫外線殺菌装置による除菌対策をこうじています。名水の販売は、自動販売機で採水地にて販売しております。

必須ミネラル成分
  カルシュウムイオン:6,5mg/L
  ナトリュウム:7,5mg/L
  マグネッシュウム:0,5mg/L
  カリウムイオン:0,5mg/L
    鉄  :0,05mb/L
      銅  :0,01未満
     亜鉛  :0,01未満
   マンガン  :0,005mg
水素イオン濃度(ph):7,5


という訳で、コーヒーを沸かした味の評価は、喉越しが良くコクのある味に思えました。
で、独断と偏見の味ランクは
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)vです

詳しい場所は
 





NO77:越知川名水街道③「越知ヶ峰天然RO水」

引き続き同じ場所の同じ販売元の「越知ヶ峰天然RO水」をおおくりします(^^)/
まず、「RO水」とは何ぞやという事から
中東などで話題に上がる、海水から真水を作り出すのに使われる逆浸透膜濾過システムを活用して作り出した水の事です。
喫茶わんかしの店内にその設備は設置されていて、1ガロン/50円 3ガロン/100円だそうです。ちなみに1ガロンは4リッターちょっとらしいデス。
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パンフから
豊富な地下水を汲み上げたミネラルウォーターを、原水としています。逆浸透膜(RO)濾過システムにより100%近くの溶解物質が除去された純粋は、口当たりが優しく、すっきりとした喉越しです。ふっくらとお米が炊き上がり水だしのお茶も美味しくいただけます。また、浸透性が非常に高く胃にやさしいのでお水をたくさん飲まれる方に最適です。
店内の様子
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マスターと話をする中で、コーヒーには「越知ヶ峰天然水」、紅茶・お茶には「越知ヶ峰RO水」で出しているとの事、店員さんの息子さんはスポーツクラブに入っていて「RO水」をうまいと言いながら愛用している事とか、「RO水」もいろいろなメーカーのが出ているが、探し求めていた「RO水」が見つかったと、買いに来てくれるお客さんとかもいるとか、焼酎の水割りも美味しいとの事です。
ところで、お店の名前「喫茶わんかし」おかしい名前だなぁ~と思っていたら、「わんかし」の話が書いて有りました。
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例のごとし、チョイト長いが
     椀貸渕
 越知の東別の深沢の谷川と越知川の合流点より少し下流に、水の深くよどんでいる所が有ります。ここは、曲淵とも言いますが別名椀貸渕とも言います。土地の人達は「わんかし」またわ「わんかせ」とも呼んでいます。
 むかし、この村の人たちは、人寄せ(婚礼や法事などの客ごと)をするといっても、ほとんどの家が、お椀とかお膳などの道具がそんなにたくさんありません。どうしても必要な時は、この渕に来て、川のすぐ上におまつりしてある小さな祠におまいりして、「お椀やお膳を何人分貸してください」と頼んでおきます。そしてあくる日の朝行きますと、きちんと頼んだ数だけ道具が揃えて、なめら(大きな岩)の上に出してあったそうです。
村の人達は借りて使った後は、ちゃんと揃えて必ず返しておりました。だが、あるとき、借りた人がお椀を一個割ってしまいました。そしてそのまま知らぬ顔で返しました。すると、それっきり、いくら頼んでも貸してもらえなくなったそうです。
 この話は、越知の「椀貸渕」の伝説です。今も渕の上の山に、小さな祠があって、お稲荷さんがお祭りしてあるのです。
 神崎郡福崎町の出身で、日本民俗学の創始者と言われる柳田国男は、その著書、「隠れ里」の中で次のように記しておられます。
 「自分の郷里兵庫県神埼郡越知谷村の南にも、山の麓に曲渕一名椀貸渕という所があって渕の中央に大きな岩が有る。昔は椀を借りたいと思うものは、前夜のこの渕に向かい、数を言って頼んでおくと、次の朝は必ずこの岩の上にその通りの椀が出してあった。後に椀を一つ毀して返した者があってからは、絶対に貨さぬようになったといい、なおこの渕は、底が竜宮に通じていると言うことでであった」
 また、先年、この話は神戸新聞社の兵庫探検民族編、並びに、読売新聞社姫路支局編播磨傳説風時土記などによっても紹介されました。柳田先生の著書によりますと、椀貸の傳説は、南は九州から北は奥羽地方まで分布しているそうです。まt、椀貸の傳説と木地屋(山の木を伐り、ろくろなど使って椀や盆などを作る人)などの関係なども記しておられますが、椀貸渕の上流にあたる神崎町大畑部落に生地屋の屋号の家があるのも大変興味深いことだと思います。
 なお同じような椀貸の伝説が生野町白口区の下流、通称「みわら」の大師堂を少し下った所にも傳わっております。そしてその少し上流の白口渓谷の景勝の地、十六善神堂のそばにある滝は乙姫の滝と呼ばれ、この滝壺は竜宮城通じていると伝えらえています。また底の方に千畳敷の間が有るとも語りつがれております。
   ふるさとの民話史話   綜合版   足立誠太郎著より抜粋

残念な事に、越知川の椀貸渕を写真に収めてくることはできませんでした。
そして

で、越知ヶ峰天然RO水でこひーを沸かして飲んだ感想は、「喉越しは良い、純粋に近い水だという事で本来のコーヒーの味が出ているのだろうが、越知ヶ峰天然水と変わり映えしなかった。・・・とまあいい加減な味見であることがバレタかな(?_?)」
味のランクは、独断と偏見の
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)vでぇぇぇぇぇ~スタ。
場所は「越知ヶ峰天然水」と同じです


NO76:越知川名水街道②「越知ヶ峰天然水」

「首切り地蔵」からまもなく飯森山の山越えをして多可町へ抜ける分岐に差し掛かります。この峠のトンネルを超えると平成名水百選で有名な「新松か井の水」があります。
神河町のHPにはこの辺に賽の神と言う大岩が有るという、
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神河町のHPにて
『賽(さい)の神大岩は地元では「大岩さん」と親しまれています。
 広さは8畳ほどで、高さは17m50cmです。岩の下部のくぼみに祠があり、賽の神様がお祀りしてあります。
 賽の神様は、村里の入口で外から襲う悪い悪霊を防ぐ「境の神様」で、旅行安全、縁結び、子授け、安産の神として信じられてきました。
 毎年7月17日に祭りごとが行われます。昭和の初め頃までは「火祭りの行事」として8月23日の夕方岩の上でお祈りが行われ、子どもたちはそれぞれたいまつに火をつけて「ジロベー、タロベー」と大きな声で叫びながら岩の上から下に向かって力一杯投げたそうです。』
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この大岩の上に登れるという事でしたが雨が降っていたのでパス、先を急ぎました。
「川の駅越知」の川の向かい側に越知ヶ峰天然水という湧水を販売している処が有ります。
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販売している会社は「兵庫クレー株式会社」と言う会社で「ろう石」を採掘していた会社で、その鉱山跡から湧き出る水が「越知ヶ峰天然水」です。
本来はココの自動販売機で汲むのですが、その横に「喫茶わんかし」と言う所が有りましたので、昼時だったこともアリ何気なく入ってみると「越知ヶ峰天然水」を販売してる会社の喫茶店でした。
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そこで聞いた話では、「越知ヶ峰天然水」を製麺作りに使っている方が、一度ココの販売機が壊れた時に今から行く「千ヶ峰南山名水」を使ってみたのだけれど、やはりココの水の方が良かったと言っておられたとの事、水までもこだわって麺を作っている人も居るものだなぁ~ と感心して聞いていた。そうこうしていると、この店にも天然水が引いて有るのでペットボトルに入れたげますと、22L/100円を換算して3本入れてもらいました。

水質は、天然ミネラル分を豊富に含み季節に関係なく一年を通じてまろやかな飲み口をしています。その水を厳重な濾過システム紫外線で殺菌し出来上がったのが「越知ヶ峰天然水」です。ミネラル成分をバランス良く含んだ、まろやかな風味の軟水でデリケートな成分配分にこだわる多様な飲食業関係の方々にもご支持頂いています。
カルシュウム:8,4mg カリウム:0,6mg マグネシウム:0,3mg ナトリウム:10mg PH:7,9PH 硬度:22(軟水)・・・・・以上パンフから


しかし、コーヒーでのんだ感想は、喉越し良くコクのある飲み口でしたがまろやかなと言うより少し硬いかなぁ~と感じました。
という事で、独断と偏見の水評価は
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)vデス
詳しい場所は


NO75越知川:名水街道①「根宇野大師堂の湧水」

姫路方面に所用が有り、その方面で湧水がないか探していたら、な!なんと!!「名水街道」と言う名のついた地域がある事を入手した。早速台風が近づいて雨降りにもかかわらず行ってきました。
この「名水街道」には数か所の水を汲めるところが有り、所用の残りの時間内で回れるだけ回って来ると言う計画を立てて出発。
その場所は、和田山から姫路まで走っている播但自動車道のほぼ中間地となる神河町に在ります。
神河町の地形は、国道312号を挟んで西と東の地域に分かれている街です。その東側の市川の支流に当たる越知川(おち)沿いにその「名水街道」と名のついた道が有り、その川沿いに吾輩が調べただけでも水の汲めるところが7か所は有るのです。
それ以外にも越知川を利用して、この町の観光企画として、ユニークな「越知川名水街道自転車下り」と言うものも有ります。
越知川の最上流部に、新田ふるさと村という親子で楽しめる宿泊(キャンプ・コテージ等)施設や公園があります。
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そこまでバスに乗って行き、自転車で麓の街まで約20kmのコースを下って行くのです。そのコースの中に、名水場所や神社仏閣、ふれあい喫茶等々寄り道をしながら大自然を満喫して一日を楽しむ催しだそうです。

・・とまぁこのような地域です。雨が降りあまり寄り道はできませんでしたが、各名水場所を案内する中で順次紹介して行きます。

ルートは、越知川沿いに上流に向かって進んで行きました。まずは、「根宇野大師堂の湧水」を訪ねて行きました。
根宇野とは地名ですが、笠形山(932,4m播磨富士とも)の麓にあり神河町の観光案内HPには次のように書いて有ります。 
『清流越知川。とりわけ大師庵前から約100m上流のなめら井までは、見事な景観を形成しています。
 この越知川も昔日は、大雨のたびに井堰が決壊し、困り果てた村人が弘法大師に縋ろうと大師堂を建立し尊像を祀り、毘沙門山に八十八箇所の石仏の霊を開きました。今ではお大師さんとして親しまれています。』
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湧水は、大師堂と母屋の間にパイプで引かれて水溜場に出してあります。
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その上の方に、石垣の中に地蔵さんが祀ってあり、パイプはその裏の方から引かれていましたので、そこが水源地ではなかろうかと(?_?)
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湧水の名前はついて無いようでした。
水もペットボトル3本頂いて、大師堂にお賽銭を入れに、そこから遊歩道が川に向かって延びているので行って見る事に、すると「なめら井」と言うそうな滝が有りました。
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遠景からは
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夏場に水遊びをすれば気持ちがよいだろうなぁ~と思いながら、次の名水を求めて根宇野(みよの)大師堂を後にしました。
少し走って行くと、「首切り地蔵」のお堂が見えてきました。
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その横に云われの説明書きが、例によって
  首切り地蔵(袈裟斬り地蔵)
 旅の身じたくをした上月平左衛門は江戸をめざしてこの街道を東へと急いでいました。平左衛門はこのあたりの大庄屋をしていましたが、打ちつづく不作のため重い年貢に苦しんでいる人々の姿を見るたびにしのびず何回も藩の役人に年貢を少なくし人々を救ってもらうよう訴えましたが聞き入れられないので死を覚悟して幕府の役人に直訴するためでした。
 ところがこのことが藩の役人に知れ平左衛門、目的を達成することなく追ってきた役人によりこの地で斬り殺されてしまいました。
 このありさまを見た根宇野の人々は嘆き悲しみ霊を慰めるため道端に地蔵さんをたててお祭りしました。ところが幾日もしないうちに地蔵さんの首がコロリと割れて落ちてしまいました。
村びとはもう一度地蔵さんを作ってお祭りしました。ところが又、前と同じように首が落ちてしまいました。
ちょうど平左衛門が殺されていた姿と同じではありませんか二つの地蔵さんとも袈裟斬りされた姿です。
人々は、お坊さんをよんでねんごろにお経をあげてもらい霊を慰めました。
このようなことから、首切り地蔵(袈裟斬り地蔵)と呼ばれるようになりました。
又、生地の大河内町新野には義人上月平左衛門の徳をたたえて大きな墓碑が作られています。
                                    神河町
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いつの時代にも命を張って庶民の為に行動された尊い人がおられます。今や又、消費税を上げて法人税を下げようとする企みが見え隠れしている今日この頃ですヮ^_^;

お参りした後、「越知ヶ峰天然水」の地へ・・・

「根宇野大師堂の湧水」でコーヒを飲んだ味はふつ~の水でした。
ので、独断と偏見の水評価は
(^_^)v (^_^)v (^_^)vデスタ
詳しい場所は


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