NO274:平成の名水百選の「地蔵滝の泉」

大山を一周するという目論見は、大山寺で敗れてしまった。しかし意地でも到達したかった所までは行けました。
朝一で探し回った平成の名水百選の「地蔵滝の泉」を、コレマタ意地でも探してやると決意のもと、鱒水高原を下山する方向へ進んで行った。
早朝の失敗を教訓に今回は、情報元の地図をよく確認すると、大平原ゴルフクラブの周りを流れる「佐陀川」の畔に在ることが分り、カーナビにインプットしておいた。

おかげでその辺りに来ると、道路標識を見つけ矢印の方向へ進むと、その道の橋の下へと続いて川縁に公園が作ってあった

先客が数台、その中の一台は大阪から定期的に汲みに来ているという。容器をたくさん置いて水を汲んでおられたので、待つ事に
、辺りを散策してみたが、滝らしいものは無く地蔵さんだけであった。

神徳寺一同の寄進で造られた台座と祠、しかしよく見ると、祠の前にはしめ縄が掛けてある。地蔵さんは仏教に関わる石像、寄進されたお寺が「神」が付いているお寺なので、神仏習合の信仰をされているお寺なのかな・・・と思いながら川を覗いて見ると

水がやけに美しい、川藻もユラユラとなびいていた。花が咲いていないので梅花藻ではなさそうだが、時期的に花が咲いていないだけかも(?_?)

平成の名水「地蔵滝の泉」
この湧水は、「地蔵滝」と呼ばれ、平成三年「因伯の名水」にも選ばれました。かっては昼でもうす暗い森林に覆われ、5mほどの滝でしたが、昭和34年の伊勢湾台風に伴う豪雨等で崩壊し、現在の状態となっています。
中国地方最高峰の大山は、古くから信仰の山として崇められ、5月24日の大山祭(大山さん)には、近隣近在からの参詣舎や、博労座の地名が残る大山寺では日本三大牛馬市の一つとして市が開かれるなど、大変な賑わいであったと伝えられています。
地蔵滝は、出雲・米子方面からの道筋の要所の一つに当り、参詣舎が休息し気力回復して大山寺を目指す憩いの場として親しまれてきました。また、祀られている地蔵菩薩は大山寺の地蔵信仰とも重なり、丸山集落の水源を守る象徴だけでなく、旅の安全を守る仏でもありました。
地蔵滝から湧き出る水は、年間を通じて11度に保たれ、日量19、4万トンにもなります。八郷水道(370世帯)に供給されるほか、約二百ヘクタールの灌漑用水としても利用され、ここで生産される八郷米は糧食味米として極めて高い評価を得ています。
泉の周辺は別名「せり川」と呼ばれてセリが生い茂り、またこの地一帯は赤松の美林に囲まれ、「森と清流の里」として都市と農山村との交流にも「ふれあいの水辺」としての役割を果たしています。
このたび「平成の名水百選」の認定を機に、人々の交流に加えて、水と森林の保全についての学びの場となることを願っています。
平成20年6月 鳥取県伯耆町
という訳で、今尚名前だけは滝が付いていますが現地の取水場は

筒から水が出て来ているのでありました。その元には

八郷上水道の施設が在りましたが、その柵の根元からは湧水が湧き出ていました

順番が回ってきましたので吾輩も「地蔵滝の泉」の水を汲みました

・・・が、2本で終り、大阪の方とは雲殿の差でありました。地蔵さんの小屋の後ろには朽ちかけた

水質表もありました。
地蔵滝から湧き出る水は、年間通じて11℃に保たれ、スッキリした味わいの天然水です。
「地蔵の泉」1リットル中の栄養成分の結果(2015年6月22日)
エネルギー(0キロカロリー) タンパク質(0,01g/100g) 脂質(0,01g/100g) 炭水化物(0,01g/100g)
ナトリウム(12ミリグラム) カリウム(3ミリグラム) カルシウム(10ミリグラム) マグネシウム(4ミリグラム)
*湧水は生水ですので煮沸して飲用してください
*水質検査(40項目検査)結果については、伯耆町ホームページをご覧ください。
水も頂き、日もだいぶ傾いて来ていましたので一周は諦め、出来ればサントリー奥大山ブナの森工場まで行ければ今回の水めぐりは終了としたい思いで出発して行きました。
桝水高原スキー場に戻り、大山環状道路に戻り進んで行くと、一の沢あたりの風景がスゴイ
一応旧跡に当る文殊堂の駐車場に止め

ソコから一の沢へ

更に車で移動し二の沢

この辺を北壁と言うらしい、その拡大

写真では伝わらない雄大な絶壁、ぜひ一度大山へ
更に環状道路を走って行くと地場産業の「江府町地域振興(株)の『奥大山の水』工場を発見・・・・・残念ながら閉店により水を買うことはできず、

ここからの大山を望み

何とか日没までには行く事ができた「奥大山ブナの森工場」へ到着

今回は営業終了のため工場内を見学する事は叶わなかったが、次回第二弾目には見学したいものと心に刻み大山を後にした。
「地蔵滝の泉」の水評価は、
ナントいっても透明度のすばらしい事!!!、めったに出会えない水の美しさである。それだけでも値打ちのある水でありました。
軟水系の水で、今回の水の中では一番美味しく飲めました。サッパリしたコーヒーの味を楽しめる水でした。
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v
詳しい場所は
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