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NO259;不動の泉「金命水」

湖東・湖南5,6日 064-2u
善水寺から信楽方面に抜ける峠道に湧水が出ているという情報をもとに、車を走らせた。
湖東・湖南5,6日 051-2a
信楽まで16kと標識
情報元では、峠道は狭く走りにくいと書いてあったと思ったのだが、なんのなんの立派な峠道でした。
湖東・湖南5,6日 052-2s
また、湧水地も峠に到達するまでに出て来ました。
湖東・湖南5,6日 053-2f
丁度右の方の土肩に車が置けるところが在り汲むのに便利な所だっが、汲むところは左の道路縁、それも側溝の壁の上にパイプが出ていた
湖東・湖南5,6日 054-2h
その横には不動尊が目を光らせています
湖東・湖南5,6日 056-2j
横の看板には
不動の泉  「金命水」
       一、交通安全
       一、家内安全
       一、延命息災
この県道は牧ー甲西線です。将来は第二名神に通じる重要な道路です。
    この道を大切に・・・・・・・
           ちょっと一服 水を飲んで  心休めて  ぽちぽちと
                      三雲大日大聖不動明王
このパイプの奥を覗いて見ると
湖東・湖南5,6日 055-2z
純粋な湧水とゆうより、湧き水と沢水が混じり合った伏流水の感じである。道縁から見たので確信は持てないが、ペットボトルの残り4本を入れて帰ろうと思っていたが2本でやめてしまった。実際は飲んでみなくては判らないのだが、今までの経験から沢水で沸かしたコーヒーはイマイチの評価が多いかった事もアリ期待が持てなかったからである。
予定した水を汲む事ができ帰宅の途へ、引き返して名神へ乗るのか、それとも信楽へ行き第二名神へ乗るのか・・・・やはり、まだ通っていない道を選びそのまま直進。
湖東・湖南5,6日 058-2x
峠の国境、信楽市の道路標識が見えて下りへと車を進めていた。
しかし、『不動の泉「金名水」』だけでは記事にはならない(~o~)下りを走りながら何か記事になるようなトコはないもんか・・・と思っていると
湖東・湖南5,6日 060-2v
鳥居が目に入った。チョイト下りて調べてみると、由緒ある神社の看板が横に立っていた
湖東・湖南5,6日 062-2c
飯道山・飯道神社と書いてある。\(^o^)/
取りあえず車で行けるようなので行って見る事にした。
湖東・湖南5,6日 136-3w
横にゴルフ場を見ながら車一台が通れる山道を上り詰めると
湖東・湖南5,6日 066-33q

見出しに載せた看板のある広場にたどり着いた。車で本殿まで行けると思い込んでいた吾輩はガックし。
足元を見れば
湖東・湖南5,6日 133-3e
此れより飯道神社山頂迄7丁目の石柱、・・・と言う事は10丁目まであと3丁、県道から7丁来たものだと思い、3丁なら行ってみようと決断!
その前に飯道神社(はんどう)の歴史を
湖東・湖南5,6日 063-3e
飯道山と重要文化財飯道神社本殿
 飯道山は古くから神の宿る霊山として信仰されてきた山であった。奈良時代にはすでに神殿が建てられ、平安時代に入ると神仏習合(神仏両教がとけ合うこと)飯道解寺として大いに栄えた。山頂には36坊を数える多くの坊舎が立ち並び、この地方屈指の大霊山となったのである。飯道神社はこの山の鎮守として山の頂上に位置し、久安2年(西暦1146年)には甲賀郡の総社ともなっている。明治維新の神仏分離によって寺院関係の物がとりはらわれたので今ではこの社殿だけが残って往時の隆盛をしのばせてくれる。現在の本殿は江戸時代のごく初期、慶安三年(西暦1650年)に再建されたものであるがいわゆる桃山風の建築で、大そう変化に富んだ形に造られ、また建物全体が緊迫・漆あるいは極彩色にいろどられてまことに絢爛豪華な建築であるということができる。昭和50年より3年かけて総解体の大修理がなされ華麗な姿が再現した。
看板にも書いてあるように、忍びの里・甲賀の地元、近くには伊賀もあるところで、修験霊場の山だったことから、何かそれらしき遺跡が残っているかも・・・の思いから鳥居をくぐり登り始めた。
湖東・湖南5,6日 068-3r
登り始めてすぐに、この春行ってきた白髭神社がここにも
湖東・湖南5,6日 069-3t
そして、まだ意気軒昂に上って行きます。
湖東・湖南5,6日 070-3y
そして息遣いが少し荒くなった頃
湖東・湖南5,6日 071-3u
1丁目と彫った石柱が・・・・・・おや?8丁目の石柱になるのと違うのかいな・・と思いながらさらに奥へ
湖東・湖南5,6日 072-3i
道もイロイロ、息遣いもだいぶ荒くなってきた頃
湖東・湖南5,6日 075-3o
標識が、なんでも休憩場所がこの下に在るそうな
湖東・湖南5,6日 074-3p
整備された階段が下に向けて下りていたが、この時点で心臓ヒートアップ(@_@;)チョイトどんなところか見てみたい気もしたが、降りると上って来なくてはならない・・・のでヤメ
湖東・湖南5,6日 078-3d
先程の階段を上から、降りなくてよかったと思い、あと少しと上って行くと
湖東・湖南5,6日 079-3s
なんと、三丁目の石柱が出て来た。・・・・・・・・・と言う事は残り7丁有るのかも・・・と言う事は出発点の7丁は何だったのか(?_?)
この辺に来ると、一人の山登りと言う事も手伝って心細く、上ってみて期待外れの神社なら・・・・・と登ろうか降りようか悩み始め出した。
湖東・湖南5,6日 080-3f
道も険しく、登りながら行くべきか帰るべきか、自問自答しながら上って行くと
湖東・湖南5,6日 081-3g
4丁目が来た~・・・・この辺になるとクマの出没が気になり出し、キーホルダーに付けた鈴を振りながら息を弾ませ一歩一歩スピードも落ちて・・・行くべきか帰るべきか・・・・・と
そのうち
湖東・湖南5,6日 082-3h
5丁目も過ぎ、・・・やっと半分きたか~・・・・・・このあたりになると、開き直って行けるとこまで行くかァ~
湖東・湖南5,6日 083-3j
地蔵さんのお出迎え  
六道をみちびきたまう   地蔵尊   前にいこうも   えにしなるらん
南無六道能化  地蔵菩薩   哀愍護念一礼
意味はよ~わからんが、どうも、ご縁だから前へ進みなさい・・・と言われているよ~です
で、さらに上がって行くと
湖東・湖南5,6日 084-3k
チョイト参道の雰囲気が変わってきた
湖東・湖南5,6日 085-3l
前方に電柱も見えてきた・・・どこから電線が張られていたのかな(?_?)と思いながら
湖東・湖南5,6日 086-3z
どうも頂上に近づいてきたような雰囲気
湖東・湖南5,6日 088-3x
お堂も見えて、大きな石楠花も満開
湖東・湖南5,6日 090-3c
立派な石積み、やはり境内に入っている実感ヽ(^。^)ノ 鳥居も見えてきた
湖東・湖南5,6日 093-3c
しかし5丁目が過ぎ、6丁目を抜かしたとしても10丁目まではきてねぇ~だろう・・・と思いながら
鳥居をくぐって行った。
湖東・湖南5,6日 094-4q
鳥居を入ったスグ、足元に岩が顔を出していた。横には
湖東・湖南5,6日 096-4e
・・・・三唱一礼しか読めません(?_?)・・・・・・なんか「神が宿る岩」なのかも(?_?)・・・後に「熊野岩(鳥居護法石)」であるとわかった
ここにきて立派な参道になっています
湖東・湖南5,6日 097-4r
参道を歩いていると、ここにも
湖東・湖南5,6日 098-4t
「鏡の大岩」と書いた立札
湖東・湖南5,6日 100-4y
写真では迫力が伝わってきませんが、大きな岩山です。その中ごろに役行者と思われる石像
   湖東・湖南5,6日 099-4u
を見つけ喜んでいる自分
さらに歩いて行くと、な!なんと
湖東・湖南5,6日 102-4i
7丁目の石柱・・・・・と言う事は駐車場の7丁目の石柱は、下から上まで7丁あるよというお知らせだったということか(~o~)
そこから少し歩いたところに
湖東・湖南5,6日 106-4a
修験道・忍の道 歴史が董 の立札
湖東・湖南5,6日 105-4s
この道を走って、甲賀忍者が修業していた・・・かも
ソコにはこんな立札も
湖東・湖南5,6日 104-4s
行場口護法『なまさまんだ  ほたなん  ばく   [これより難所の荒行場に入る。神仏の加護を祈りゆく]』
大岩巡りの行場らしいのですが、時間の都合上パス、
こちらは、歴史を感じる行者堂
湖東・湖南5,6日 107-4d
そして境内広場へと、やっとたどり着いたか・・・・の思いで入って行くと
湖東・湖南5,6日 108-4g
舞殿と思われる建物は屋根にブルーシートが・・・・・修理中の模様、少々残念、ここに登って来るまでに期待を膨らまして頑張って来たのだが・・・
その後ろへ回り込み本殿へ
湖東・湖南5,6日 111-4h
お!おおお!! 朱塗りの柱が映えているではないか!屋根も檜皮葺の住吉造りと言うのか、入母屋造りの重層な感じの神殿であり、これを見たら、疲れが吹き飛んだ・・・・そして、参拝するために石段を上り本殿の中に踏み込むと、さらにビックリポン(@_@;)
湖東・湖南5,6日 115-4j
極彩色に施され、華麗な内装・・・・・山のてっぺんの竜宮城に迷い込んだ思いであった。
湖東・湖南5,6日 123-4k
しばし見とれていると、後ろの方で人の声が聞こえてきた、振り向くと子供二人を含んだ家族連れが元気に上がって来られた。
挨拶を交わし、聞いてみると下の同じ駐車場からとの事、みんな若い事もあって疲れを感じていない様子であった。
人と会うと、今まで心細かった気持ちが消えていってしまったようで、
辺りの景色も余裕をもって眺める事ができるようになったのか
湖東・湖南5,6日 125-4x
下界の景色とか
湖東・湖南5,6日 126-4z
在りし日の飯道寺の僧房跡などを見ながら駐車場まで下りてくると
湖東・湖南5,6日 132-4c
家族連れの車と思われる一台が止まっていた。
最後に飯道寺・神社の隆盛時の面影
湖東・湖南5,6日 103-4n
今回の湖南の旅はこれで  おわり

独断と偏見の「金命水」の評価は
沢水に近く、コーヒーを淹れて飲んでも渋味が強く感じ、後味感が今一でした。
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)vデスタ
詳しい場所


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NO258:善水寺の霊水「善水元水」

    湖東・湖南5,6日 041-s
前回の「山比古湧水」の愛荘町には湖東三山という有名なお寺が三ヶ寺在りますが、紅葉が綺麗なトコらしいのでそれらのお寺の訪問はお預けという事にして、湖南市にあるお寺で、湧水がお寺の名前になったという善水寺へ
カーナビで距離を調べると30キロ以上あったので、再度湖東三山スマートICから名神へ入り竜王ICで下りて善水寺へ向けて車を走らせた。最近スマートICが増えてきている。「ETCカード」があれば出入りできるというICであります。
この辺は初めて走る土地なので、土地勘がものを云わず、活きよいカーナビにたよってしまい、曲らなければならない所を曲れなく真直ぐ行ったり、住宅街の狭い道に入ったりと苦労?しながら、善水寺の車の参道を見つけた。
            img146-aa.jpg
善水寺のしおりから)
参道から歩いて上がろうかと思ったが、車で登れる道を見つけたのでそちらから、バスも上がって来るそうで大きな駐車場でした。
湖東・湖南5,6日 030-1d
受付で「善水元水」の事を尋ねると、「水だけ汲むのですか」と尋ねられ、本堂にもと答えると、それなら拝観料をと・・・支払って境内に入場。
まずは立派な鐘楼
   湖東・湖南5,6日 032-1f
この前を進み、右の奥にある湧水を見ながら、まずは本堂へ参拝
湖東・湖南5,6日 046-1g
国宝の本堂であるが、屋根に目をやるとシートがかぶせてあるようである。チョイトみすぼらしい国宝である。
湖東・湖南5,6日 034-1z
国宝建造物  善水寺本堂  善水寺
 善水寺(天台宗)は、和銅年中(710年頃)の開基で、和銅寺と号した。その後、延暦9年(790)に伝教大師が中興して善水寺と改めたという。しかし、延文5年(1360)3月に火災にあい、記録などが焼失した。貞治3年(1364)5月に延海が再建し、天和2年(1682)に東叡山輪王寺より医王院の号が下がり、岩根山医王院善水寺と号した。
 明治32年(1899)に本堂が特別保護建造物に指定されて大修理が行われている。
 本殿は天台仏殿で、南北朝時代の再建である。7間×5間の入母屋造、桧皮葺の大きく優雅な仏堂で、全面に向拝がないところに古風を感じさせ、建具に蔀戸を用いるので宮殿風である。
 外陣で注目されるのが左右に梁をかけて中央の柱列を省略する手法で、周囲の組物から木鼻が出ている。
明治32年5月指定
薬師如来坐像(重要)を安置する内陣仏壇上の厨子(国宝)も入母屋造、こけら葺、本堂と同時期のものである。
                湖南市教育委員会
で、堂内に
湖東・湖南5,6日 048-1x
ここから上がって行き入っていたのは好かったのですが、入口に撮影禁止・帽子は脱帽してください・・・と、結局堂内の仏像を撮影する事ができませんでした。
本尊は秘仏で見られなかったが、芸術的な多くの仏像を拝観する事ができました。また、仏像の中から出て来た籾を田植えすると実際に芽が出て稲穂になったと、その稲穂も展示してありました。詳しくはココを見て下され。
好きな仏像は、文殊菩薩坐像です。
この本堂の入口の後ろの方に「閼伽水」昔からの湧水の出ているところが、帰ってからじっくり見た栞に書いてあったが、実際水が汲める所に行った。
湖東・湖南5,6日 036-2q
元三大師堂の左奥に
湖東・湖南5,6日 040-2w
その手前に
湖東・湖南5,6日 045-2e
水が出ていましたが・・・・
    善水寺と善水の由来
 傳教大師最澄上人がこの寺へ来られた時、京で病んでおられた恒武天皇に、境内百伝の池水を汲んで医王善逝の秘法によって加持された香水を、献上されたところ忽ち病が快癒され、その喜びを縁として、「岩根山 善水寺」と号されました。
 このたび縁あってこの境内に湧き出る由緒ある善水の元水を汲み、あたりを清浄處として欲せられる有縁の方々に施し甘露の水の一つとして戴いてもらおうということになりました。
 この水は百伝の池前、50メートル下の岩石ばかりの中を三か月の月日をかけ堀削し汲み上げた清浄水です。
 ご参拝の方々、どうぞ遠慮なくお汲みとりください。
            岩根山  善水寺
    平成四年三月吉日    堀削寄進   園田武夫
   霊水をここまでひきて参られし
              善男善女のみなにほどこす
・・・・・と、真っ当な湧水ではないが、この気持ちを有り難く頂いて帰る事にしました。
尚、「善水元水」を汲むだけなら、拝観料はいらないようです?
その「百伝の池」
湖東・湖南5,6日 042-2t
そして、
湖東・湖南5,6日 044-2y
なぜか浄財の箱の前に金槌が置いて有りました。
もっと見る所がありましたが、先を急ぐ為この辺で境内を後にしました。

独断と偏見の「善水元水」の評価は
軟水で、口当たりと喉越しが清らかな清々しさを感じる飲み口でありました。
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_-)-☆でした
詳しい場所


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