NO205:有馬三名水・その②「独鈷清水」

独鈷清水は名塩村の内、京大坂より丹州摂州へ行き通ふ道なり。いにしへ弘法大師末世には往来と成るべき地なり。人馬の労を助けんと独鈷を持って岩を穿ち給へば、忽ち湧き出しとなり。
上記の古文献の中に書かれてある「独鈷清水」有馬三名水の二つ目を汲みに行きました・・・が・・・。
現代の情報元では、三田から宝塚に抜ける国道176号線の赤坂峠付近名塩東久保(とうくぼ)という集落内に有るという。
東久保に行ってみると旧街道沿いに街並みのある集落で、

今では176号線の立派な道が赤坂峠を通り旧街道はあたかもバイパスの雰囲気、車一台が通れる道幅であった。
坑道176号線の赤坂峠にあるバス停東久保から旧街道に登る道沿いに在るとの事

この付近から旧街道へ続く道

ゆっくり登って行ったのだがそれらしきものは無い(?_?)旧街道に出た
おかしいな~、おかしいな~、ひょっとしたら別の場所かな?・・・という訳で旧街道も走ってみると貯水池が見えた

もしかしたらコレかなと思い、まじまじと覗みこむと

それにしては汚い(*_*; 現代の情報元ではもっと綺麗な内容であった。
とりあえず源流を探してみた

どうも上流から水が流入しているようだ、そうこうしていると、旧道を中年の男性が通りかかられたので、「このため池は湧水の水ですか」と尋ねると、「こんな汚い水ではないですよ」湧水はバス停へ出る道の中ほどにありますよ、との事でしたが、「行ってきたのですが見当たらなかったですよ」と返す、すると、中ほどの道から少し奥に在りますが、そこのおばさん変わり者で、汲みに行くと追い返されるよ」との返事、とりあえず行って見る事にした。
道の中ほどから

覗きこむと

有った!とりあえず下見をしてくることにして、ペットボトルは持たず湧水池に向かった。
畦道の様な通りを降りて行き、綺麗な方の湧水池

写真では余り綺麗な池には見えませんが、現地は石垣の下から綺麗な水が湧き出ている様子が判る行けでした。
その下には、洗い物をするための溜池になっています

そのため化水も濁っているようです。先人の知恵ですねェ~。昔はさぞ近隣の人々が使用されていたのでしょう。
そして最後は田を潤していくのです。

一通り写真に収めて、ペットボトルを取って帰って来ると、年増のオバサンガ何処からともなく現れていた。
内心オーよわった((+_+))下見に行った時は人影がなかったので、おーラッキーと思っていたのですが、センサーが付いているのか変なオバサンが出現していた。
やはり一言挨拶して頂かなければと、丁寧に「独鈷清水」を頂きに来た旨を説明したのだが、汲んでもらっては困るとの事、あれや これや と頼んでみても、あなた一人に汲ますわけにはいかない!の一点張り・・・こちらも根負けして退散する事にした。
弘法大師も『あの世』からどう感じているのやら・・・ 後で再度情報を調べてみたら、ブログに断られた内容をアップされている方がおられ、その方が書いておられる内容では、汲みに来られた方のマナーが悪く給水を停止するようになったとか。
吾輩も「反面教師」にして気を付けて行かねばと『悟り』を開いて終了する事にしました。
という訳で、独断と偏見の水評価はできマシェンデスタ(?_?)
という訳で、オバサンに迷惑がかかると失礼なので、詳しい場所も表示やめます。尚、どうしても見たい方はブログを頼りに行ってください。
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