NO138:不動窟鍾乳洞の「不動水」

最後の目的地、不動窟鍾乳洞に出ていると言われている「不動水」を汲みに進んだ。
大滝ダムの湖面が終わり、本来の渓谷美を左に眺めながら

進んで行くと、不動窟鍾乳洞の看板が見えてきた。本通りからそれて脇道へ入って行くと

下が駐車場になっている事務所に行きついた。まずは、鍾乳洞の見学に行ってから湧水を汲むという段取りで二階へ、
そこで入場料500円払って階段を降りて行く

この急な階段を降りて行けば

鍾乳洞の入口が、その横に云われの書いた

天然記念物 不動窟鍾乳洞 昭和57年3月12日指定
不動窟鍾乳洞は、国道169号線の吉野川沿いに位置する。不洞窟を構成する岩体は、従来古生代に属する秩父系上多古層の輝縁凝灰岩中に夾在する石灰岩とされていたが、近頃その中から中生代放散虫及びコノゾント化石が発見され、中生代トリアス紀である可能性が強くなっている。
不洞窟の入口は間口約10m、周壁は緑色岩類(輝縁凝灰岩)で、石灰岩を夾在する。ここから約10m進むと第一窟ががある。高さ約10m幅約5mぐらいの小ホールで、周壁は石灰岩。表面に浸食跡があるが、鍾乳石等は見られない。
次の下り道の左側に不完全な小石筍がある。さらに進むと第二窟に到る。高さ約8m幅4~5mぐらい(天の窟、地の窟)で、周壁は石灰岩。右折して下ると第三窟がある。高さ20m以上(大天井・小天井)それ以外の天井は狭く高い。広さは南北やく10m、東西は長く、西方に細くのび約50mぐらいと推定される。左側に滝上の急流があり(不動の滝)幅約2m上流の洞穴は長く続いているが狭くて不詳。屈の中央付近には杭形の石灰岩が数本あり、西側石灰岩塊上には不動尊を安置している。右折して流れに沿って下ると(三途の川)狭い通路(胎内潜り)を過ぎると第四窟(奥ノ院広場)に達する。
高さ約12m広さ約10mぐらいの大ホールで、周壁は石灰岩及び緑色岩類。不完全な石筍、膜状の鍾乳石、その他いろいろの石灰沈積物がみられる。特に西隅の浅流中には皿状の石灰沈積物が生成されつつある。急流は入口のはるか下で吉野川の崖下水面下に流れ出し、源流は後背地の山地であるが詳細は不明である。この鍾乳洞の皿状沈積物の生成状況は学術上価値の高いモノである。県下では、既に県指定の天川村の面不動鍾乳洞、五大松鍾乳洞と共に貴重なものである。
昭和61年3月 奈良県教育委員会
洞窟内が暗く写真が上手く写す事ができなく、了解してください。
まず入って行くと、見つけたと言われている「役行者の石像」が迎えてくれます

この辺りが第二門と書いてあります。そして第三の門

頭を打ちながら進んで行きます。不動坂という急な坂に

温度計も12℃を指しています

そしてトップの写真、不動滝を過ぎて鉄板の下が川になっている

川面を移したのですが、水面判り辛い

最後の洞窟(奥ノ院)と呼ばれている第四の洞窟

そして、狭く急な階段を上って地場へ、ぶじでメデタシメデタシ

そして、事務所で水の取水をお願いすると、洞窟入場者は無料との事でゲット
奥吉野 不洞窟の滝の伝説
修験道の開祖「役行者」が1300年前に不動屈を発見してから、現在まで地元に伝わっている言い伝えがあります。
不動屈の滝の水を一口、口にすると健康で安らかな人生が送れるというものでございます。現在の科学では解明できない不思議な力の不動窟の中の滝です
という湧水?というより地下水ですが、汲み上げた水を頂いて帰りました。

2014年中(夜が明けるまで)に何とか奥吉野編を終える事ができました。後半は急ぎ足になりましたが(常がゆっくり過ぎるかも)詠み続けてくださいました皆様には感謝致しております。皆様の2015年が慶びの多いい年になりますよう心より願っております。
「不動水」を沸かしてコーヒーで飲んだ感想は、石灰岩質の湧水は美味しいという先入観が壊された水でした。全く飲めないと言うことはなく、むしろ期待が大きかったのかも(?_?)
独断と偏見の味ランクは
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)vでした
詳しい場所
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