NO135:七転八起の清水(仮)

七滝八壷 平成の名水百選 選定
深山の紅葉を満喫しながら走っていると・・・・・

橋の上にカメラを構えた群衆?が川下を覗いている

こちらを向いている男性は、さしずめ写真の先生なのだろうか(?_?)気になってそちらの方向を見てみると

渓流の紅を狙っているのであった。人里から離れた結構山奥なのだが・・・
車に乗り込もうとしたところ

和佐羅(わさら)滝・国見山登山口:和佐羅滝と古木群
小さな滝が続く渓流の奥にある、水量豊かな落差50米の滝は、近郷唯一の名瀑であり、その足元に林立する杉桧の古木(樹齢2~3百年・所有者五条市 金久商事)は、偉容そのものです。
*約一キロ米・30分 運動靴必要 ふるさと村振興協会
こんなモノを見れば行かないわけにはいかない(^_^)v・・・と・・・思ったのだが、今回は一人旅、それも深山のさらに山奥、熊も出るかしれない、猪も出るかもしれない、まぁこの時期だから大の苦手なヘビは出る事はナイだろうから、まっ行ってみるかとのノリから行く事にした。

こんな感じの山道を登り始めた。

写真で見る通り人1人っ子通っていない中、不安にかいなばれながらさらに登って行くと

木橋の下にパイプが見えてきた、何があるのだろうと思いながら進むと

貯水槽の様なものが、それを横目にさらに人に出会うことを念じながら上へと登って行った

この辺に来るとチラホラと滝らしきものが見え始めてきた。もう20分は登ってきている息もあえいできていた.。
疲れと、心細くなる中で登って行くと標識が

上を望むと

木立の中なので見えずらいが、上の方から何段かに分かれて水が流れて落ちてきている。部分的にアップに撮ると

これが和佐羅の滝なのか!40m登ればもっと綺麗に見えるのかも、との思いで登って行く事に

オーよく見えるとこまで登ってきた・・・と思いきや

足元を見ると、和佐羅滝20mの標識・・・この時点で体力の限界突破・・・行くかどうか思案すること・・・分、弱冠疲れも取れたこともあり、最後の踏ん張りでこんなところを

その前にこの看板も

そして、ザイル?を伝って岩を登りきると(^_^)v

これが「和佐羅滝」であった。疲れも吹っ飛び「しばし立ちすくんでしまった」
行は不安に怯えながら登り、帰りはルンルン気分での下山、やはり行ってみなければ何事も分からない・・・と訳の分からない事をめぐらせながら下りて来た。
そうすれば「七滝八壷」の滝は、「日本百名水」に選定されている!さぞかし名瀑なのだろ・・・しかし、和佐羅滝の案内版には、近郷唯一の名瀑と書かれてあった。チョイトそこが引っ掛かる思いでさらに車を深山へ進めた。

渓流の紅葉を楽しみながらトップ画像の橋に着いた。橋を渡るとこの看板が出迎えてくれた。

七滝賛歌
ここは南和モデル定住圏、明神平周辺整備計画に基き、故里再発見の故を以て拓いた。連瀑の奇観を呈している処である。
この渓流の水源は台高主稜、伊勢辻山の山懐に発し、途次、各森林内に湧き出づる、いくたの真清水涓流(けんりゅう)を併せ、この処に到り、懸崖を一挙に落下し、連瀑を形成、古より名付けて、七滝八壷と謂う。
瀑相を凝視するとき、「老杉や滝は太古の水しぶき」こんな感情が心をよぎる。七つの滝に七つの壺、この通念を破り、七転び八起きの諺になぞえて、七滝八壷と名付けた、今は遼るかな吾が祖達の遺せし、軽妙な発想に畏敬(いけい)の念をもって、この地名を、永く後世に伝承したい。
谿水(たに・けい)は、これみな山のもつ、哀歓の泪のしずくである。山は黙して語らず、されど今、目の前に展開する七滝は、太古より今日も山の詩、壡の詩をうたいながら、或はたぎり落ち、岩ばしりつつ、永劫のときを刻んで己むことなし、この悠久の姿をもとめて、訪れ来る清遊の士に、いくばくかの思い出を、残すことあらば望外の幸せである。
平成八年一月 東吉野村 (久保清右衛門撰文)
和佐羅滝のように、くそえらく歩かなくてもホイホイと登って行くと、まず

七段目のおぼしき滝が、さらに登ると

名水百選の滝だから、もっと上には立派な滝が有るだろうと、さらに登ってみると

あとは沢が奥に続いているだけ・・・これでは、名水百選の滝ではなく、迷言百選の滝ではないのかと思いながら後にした。
さらい奥には「魚返しの滝」が有るというので、さらに・さらに山奥へ・・・と

道端にご年配の御夫婦が水を汲んでいる様子、早速車を止めて尋ねてみると
大阪市内から二週間に一度、こちらの方に湧水を汲みに来ているとの事

水の出ているところは、山肌の落ち葉や草むらの中で分かり辛いが、沢水ではなさそうなので、吾輩も汲む事に

順番を待っている間世間話をする中で、ココの水を飲んでいる集落からは賢い人がたくさん出ているとの事、ホ~と半信半疑で聞く中で、なんでもこの水には酸素の含有度が多くて、頭に酸素を補給するので賢くなるとの事、この御夫婦も20年だか30年通っているとの事、さらに世間話を進める中で、ご高齢にかかわらず車の整備工場で使用するソフトの開発を仕事としておられるとの事で、なるほど酸素の多いい水を毎日飲んでおられるので、頭の回転も良いのかとガッテンした次第である。汲んでおられるスタイルを見ていると、やはり長年汲みに来ておられることだけあって、椅子とか水を濾す道具とか年季を感じるモノであった。
そのうち、まだ汲み終わっていないのに、吾輩の入れ物を見て少ないなので先に入れてやると親切にしてもらって名刺交換をしてお別れした。水汲みに行き、この様に知らない人たちと出会い話が出来るのもひとつの楽しみでもある。
よって、この湧水を「七滝八壷の滝」に因んで「七転八起の清水」とかってに命名しました。
お別れして、吾輩はさらに奥に在るという「魚返しの滝」魚も登れないという滝を観に車を進めました。

この吊り橋の中ほどから見学すると

紅葉した木立の中にそれは見えましたが、木々に邪魔されて全体像はハッキリしませんでした。ここでもカメラマン2名の方が真剣カメラを向けておられたのでジャマはふなっし~と言うことで早々退散、車をUターンに道のドン着きまで

どこかの山に登山なのか車がたくさん停まっていた。ここでUターンし、腹も減ったので食事がありつける処を探しながら帰路に、
廃校を利用した「ふるさと村・東吉野」に入る事に

そして、地元名産品食事を探すと「ふるさと定食」があり

見た通り食事の品目として、野菜、魚、から揚げ、みそ汁、里いも煮つけ等々ヘルシーの食事、でも美味かったー(^_^)v
廃校の前には温泉も(*^^)v

やはた温泉ですが、今回はパスしました。昼も廻り次の訪問地へ急いだ・・・
「七転び八起きの清水(仮)」の評価は、この水にも塩分がわずか含まれているかな~と思われたが、程よいコクのあるお水でした。
独断と偏見の水の評価は
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)vでした
詳しい場所で~ス
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