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NO90:楊谷寺の「独鈷水」

マタマタ映画を見に行くついでに湧水を探しに行く旅に!
今回の映画は、連れ合いの観たい映画と、吾輩の観たい映画がちがうため、観る時間帯が近寄っている劇場を探しての行動となった。
吾輩は、中島みゆきの「夜会」
  -b.jpg
連れ合いは、「清州会議」
    清州-b
を観る事に。
中島みゆきの「夜会」は、イオンシネマ系でやっているのでそちらを探すと、京都府の久御山町のイオンモール久御山に併設されているイオンシネマ久御山の時間帯が、「夜会」14時30分 「清州会議」15時からの上映という事で、イオンシネマ久御山に決定した。

京都縦貫道も京滋バイパスに繋がり足の便も最高!
という訳で、その近くの湧水が出ている処を探して、時間的な事から2ヶ所行ける事で、楊谷寺と花のお寺で有名な三室戸寺に行く事に。共に紅葉のお寺としても知る人ぞ知る場所です。

で、「楊谷寺」の正式な名前は、柳谷観音(やなぎだにかんのん)楊谷寺(ようこくじ)で、紫陽花と紅葉のお寺としても知られている。
  柳谷寺・独鈷水 088-b
全体の境内と言えば
柳谷寺・独鈷水 090-b
長岡京ICで降りて、天王山の山の中に向かって走ります。この辺は京筍で有名な産地です。
柳谷寺・独鈷水 144-c 柳谷寺・独鈷水 145-b
この様に整備された竹藪の中、車一台が通れる道になったりしながら登って行きました。

写真を撮っている時にフト気づいたのがコレです。
     柳谷寺・独鈷水 145-ab
マネキンの顔が・・・なぜこんなとこに・・・?

「楊谷寺」では月の17日行われる御縁日の日に当っていて、参拝者も多くビックリ!その日には、本尊の十一面千手千眼観世音菩薩の御開帳がある日でした。
柳谷寺・独鈷水 099-b
御本尊様で写真も撮らせてくれました。
楊谷寺・独鈷水 096-b
       楊谷寺(柳谷観音)
 当寺は立願山楊谷寺といい、西山浄土宗光明寺に属す。
 寺伝によると大同元年(806年)洛東清水寺の開祖延鎮はある夜のこと霊夢を見られこの地に尋ね来たるところ楊樹茂る谷間に十一面千手千眼観世音菩薩像の尊容を拝すことができた。僧都はたいへん喜びこの地に草庵を建て菩薩像を安置したのが当寺の開創と伝えられている。
 慶長十九年(1614年)志筌禅師七間四面の本堂を建立したと伝えられている。現在の本堂は元禄年中(1688~1703)の修復によるものです。
 本堂には本尊十一面千手千眼観世音菩薩像が安置してある。また、御本尊を収めた厨子は淀君寄進のもので桃山時代の豪華絢爛たるものである。寺宝に中御門天皇御寄進の御鏡などがある。
御鈷水は後程に
とりあえず紅葉見ながら境内を一回りする事に。
奥ノ院へはココから行きます。  入って間もなく、淀君の像が有りました
柳谷寺・独鈷水 103-b  柳谷寺・独鈷水 104-b
その横には、弁天水という湧き水らしきものが出ているのでしょうが、今日はおやすみのようでした。
柳谷寺・独鈷水 107-b
で、奥ノ院とその中の仏様
柳谷寺・独鈷水 110-b 柳谷寺・独鈷水 112-b
そして、帰り道の紅葉
柳谷寺・独鈷水 117-b 柳谷寺・独鈷水 118-b
まだ11/17の時点では7分の紅葉でした。これはこれで吾輩は好きなのですが。
本堂前に戻ってきて、次に行ったのが、この門を入って水を頂きに。
柳谷寺・独鈷水 097-b
ココで独鈷水のイワレを
         独鈷水(おこうすい)
弘仁二年(811)弘法大師が当寺に参けいされたとき、岩屋からしたたり落ちる清水で、子ザルの目を洗う母ザルの姿を見て、ケモノにも霊験のある水であれば、人間にもきくのではないかと、十七日間の熱心な加持祈とうを続け独鈷で清水をかきまわし祈ったと言われている。
 それより、柳谷の独鈷水として全国に知られることになった。
                 長岡京市観光協会
門の通路を抜けると、左には弘法大師像が立っていました。
柳谷寺・独鈷水 120-b 柳谷寺・独鈷水 122-ab

弘法大師像前の足跡は大師の足型です。その下には四国八十八霊場の砂が敷いてあります。足腰が丈夫になるよう履き物を脱いで上がり南無大師遍照金剛(ナムダイシヘンジョウコンゴウ)(二十一返)を唱えご利益を頂きましょう。
その足跡です
柳谷寺・独鈷水 123-b
そして、悪いトコだらけの連れ合いも「藁にもすがる」思いで・・・
柳谷寺・独鈷水 128-b
私も御利益を信じて挑戦しましたが、二十一回唱えるまでに、何回唱えたか分からないようになり、あまり期待できないようです^_^;

その反対右側へ行くと「独鈷水」が頂けますが、その日は月の縁日だったのか、どのような方か分かりませんが、おば様二人が正面でお水の給仕をしてくれました。
柳谷寺・独鈷水 126-b
大きな声では言えませんが、オジサンの向こうには三宝(30cm角)が置いて在り、そこには小銭が山のように盛り上がっていました。当然吾輩もチョイト多めの賽銭?を三宝に載せてから汲んで頂きました。なんせペットボトル8個入れてもらったので・・・。
帰り際、吾輩と同じように沢山のペットボトルを持つて石段を上がって来られる人に出会いました。(右のお二人さん、石段の下の露店付近でも出会った)
柳谷寺・独鈷水 131-b
この風景を見ると、否が応でも「独鈷水」に期待が膨れ上がっちゃいます(^_^)v

帰りがけの三叉路で、大仏・乗願寺の案内標識が目に付いたので寄ってみる事に。その途中、紅葉のアーチです
柳谷寺・独鈷水 142-b

そこを過ぎれば乗願寺が在ります。大仏(おおぼとけ、と呼ぶそうです)と書いて有りますので、さぞ大きなお寺かと思ってきたのですけれど、草庵と言う言葉が似合うようなお寺でしたが、境内に入るなり、猫屋敷かと思うぐらい、
柳谷寺・独鈷水 135-b 柳谷寺・独鈷水 138-b
そこかしこに大小さまざまな猫が思い思いの行動をしているではないか
柳谷寺・独鈷水 137-b
飼い猫かと思うぐらい人なつっこく、足元におねだりに来たりもする。
柳谷寺・独鈷水 139-b
しかし、よく見ると体の手入れが行き届いておらず、野良猫のようである。という事で、お寺の全景を撮る事を忘れてお見せすることができません。で、お寺の本堂に入らせてもらうと
  柳谷寺・独鈷水 140-b
立派な仏像が有りました。住職様に猫の事を聞くと「捨て猫で、持って来るとめんどうを看てくれると思って捨てて行かれる」との事、無責任なペットの飼い方はしたくないものです。
柳谷寺・独鈷水 134-b
最後に乗願寺の歴史を
 西山浄土宗光明寺の末寺。西山大仏(おおぼとけ)とも言う。
 寺縁起によれば、天延年中(973~976)恵心僧都がこの地で修業中に阿弥陀仏の来降を拝み、その姿を写して仏像を刻み草庵を結んだのが同寺の始まりと言う。
 この浄土谷一帯は、平安時代以前に開かれたらしく、「観音壇」からは九世紀の千手観音立像が出土した。そのほか式内社(御谷神社)があり、「釈迦ん谷」・「たいこん堂」・「欄杵房(なんかぶ)」などの地名も残っている。「本朝新修往生伝」には、平安時代末期の阿弥陀信仰者の姿が伝えられ、往時の浄土信仰の様子がうかがえる。
 本尊の阿弥陀如来坐像は平安時代後期の作で、丈六(高さ2,8メートル)の巨像で大仏と言われ、京都府の指定文化財になっている。
         長岡京市観光協会 (社)京都府観光連盟

以上で、この項おわりです。

独鈷水でコーヒーを飲んだところ、不思議にも美味しい水のペットボトルと今一のペットボトルの水が有り、オバサン二人で入れておられたので、もしかして!もしかして!違う水だったとか?そんなバカな・・・
独断の偏見の水評価は
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_ にしときます
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