
今回は出雲という名前を、島根の出雲大社より早く使っていたと主張されている、元出雲・出雲大神宮に湧き出ている「真名井の水」をお送りいたします。
奥吉野で汲んできた水もなくなり、正月を迎える水が無くなり年末に急遽掃除を放ったらがして行ったため、連れ合いプンプン(~_~メ)
行った先は、京都府亀岡市、先般も「乳の泉」に行きましたが、亀岡市一帯は湧水がたくさん出ているところで、その三段目になります。
京都縦貫道千代川インターチェンジを降りて国道9号線を横切り、桂川に掛かる月読橋を渡りドン着きの道を左に曲がりすぐ右手の道を入った山の麓にあります。

ポッコリ山が、出雲大神宮の御神体で「御蔭山」である。
境内案内図では

御蔭山から麓までの広い敷地で、御蔭山は聖域にて通路以外入山禁止となっています。
本殿正面の鳥居がある外側の駐車場まで登り

そこで、土産の煎餅と飴を売っておられたおば様に、湧水の事を訪ねてみると、「まずお参りしてから汲む事」を言われ、その言葉に従い、容器を持たず参拝へ行く事に、鳥居の手前には

水溜の堤があり、弁財天が祀ってあった。そして境内入口

そして、横の方に出雲大神宮の由緒書きが

出雲大神宮由緒
当宮には、大国主命とその后神三穂津姫命 御二柱の御神挌を併せて主宰神と称して祀り他に天津彦根命天夷鳥命を祀る
殊に三穂津姫命は天祖高産霊尊の御女で大国主命国譲りの砌天祖の命により后神となり給う、天地結びの神即ち縁結びの由緒亦ここに発するもので俗称元出雲の所以である
日本建国は国譲りの神事拠るところであるが丹波の国は恰も出雲大和両勢力の接点にあり此処に国譲りの所由に拠り祀られたのが当宮である
古来大平和の御神意に拠り国と国人と人総ての結びの大神を祀るとして上下の尊崇極めて篤かった 崇神天皇再興の後元明天皇和銅二年に始めて社殿を造営現社殿は鎌倉初期の建立にして(重要文化財)それ以前は御神体山の御陰山を奉斎し古来より今尚禁足の地である又御陰山は元元国常立尊の鎮まり給ひし聖地として傳えらえている
(式内)名神大社 丹波国総社一之宮
(御階)正一位
(社名)正しくは出雲大神宮千年宮神社千年宮 出雲神社
チョイト読みにくい文章ですが、辞書を片手に頑張ってください。
初詣の準備で忙しそうな中、本殿に参拝

しかし、こちらの方が立派に見えませんですか(?_?)

拝殿です。それから境内を散策、なんでも、今パワースポットで若い人達に脚光をあびているとか・・・で、第一のパワースポット

盤座(古神道における岩に対する信仰のこと。あるいは、信仰の対象となる岩そのもののこと)デス

この盤座へ行く道を引き返して、斜め上へ歩いていくとパワ-スポットそのⅡ・みかげの滝が有りました。

この滝の後ろ斜面は

この様に水路はなく、御神体山・御陰山から湧き出している水なのです。最後に汲みに行った「真奈井の水」はこの流れ落ちている水とは少し違うとの事、それは後程、それにしても、稲荷神社との関係は何だろなぁ~との思いひとしき
そして、さらに上に行くと

立派な社が、上の社というらしい。社の裏手は、先ほどの滝の後ろに在る斜面、湧水が出ている一帯を御神体としているように建っている。祀ってある神は、スサノオノミコトとクシイナダヒメノミコト、出雲神社の祖師大国主神の親らしい。
この社からさらに山の中へ行くと、上に登って行く道に鳥居が

そして横の立札には

神の盤座参拝の方へ(入山受付時間午前9時~午後4時まで)
御神体山(御影山)の盤座群に国常立尊様が御鎮座されています。此れより先、神域なる神奈備山の盤座がございます。
御参拝の際は必ず社務所にて受付を済まされ、たすきをお受けになり入山してください。
また、下山の際は、たすきを社務所までご返却ください。
出雲大神宮社務所
という訳でございますから、いちど社務所に戻りたすきを借れて再度出発、その姿がコレです

モデルがモデルなもんで、気分を害さないよう写真は小さくしておきました。(*^_^*)
先ほどの鳥居ををくぐり

、このような道を歩いていくと、パワースポットその三

この盤座、よくよく見てみると、顔の模様が彫れている様にみえます。そして最大のパワースポットと思われるその四が

灯篭の後ろに鎮座しているであろう盤座を写そうと覗き込むのだが、どれもこれも上手く写っておらず、どうも神の力が働いているのではと思われる(?_?)
横に立札が有りましたので

「御神座」 盤座群
この盤座群は、御神体山「御影山」に鎮(しずまる)国常立尊(くにのとこたちのみこと)の象徴として皇祖より一万年以前からこの地に鎮まっております。
伝承によりますと、国常立尊は丹波国の桑田の宮に天の御舎を立て、ここにお遷(うつ)りになられたことが述べられております。
今尚、禁足の地であるこの盤座は、まさに国常立尊の聖蹟であると伝えられます。
注:国常立尊(日本神話に登場する神である。日本神話の根源神として一部神道・新宗教で重要視されている。『日本書紀』においては、初めての神とされる。)ウィキペディアから
この御影山の境内の中には古墳(推定5~6世紀初めの横穴式墳墓)もある事からの伝承かも
で、これ以上は立ち入り禁足になっているので引き返し(たすきの写真は途中お参りに上がって来られた「お姉さん」にお願いして写してもらいました(^_^)v)社務所でたすきを返し、記帳に名前・住所・電話番号・入山~帰社時刻を書き、本目的のお水を頂く事に
「真名井の水」は石の鳥居をくぐった右側にあり、車からも近くて持ち運びには便利な場所です

この手水舎の裏に有ります

お願い 御神水(真名井の水)
1、神様の恵みに感謝して、まず手水で手を洗い口を漱ぎ、本殿にお参りの後お汲み下さい。
2、容器を洗われますと宮池が汚れますのでおやめ下さい。
3、一度にたくさんお汲みになりますと、他の人に迷惑がかかりまいますので、お譲りいただき(10リッター)、改めて後列にお並び下さい。
4、この御水は皆様のお賽銭によって維持されております。皆様のお志をよろしくお願いします。
と言うことで、お賽銭と、おっちょこちょいの吾輩は10リッターまでと勘違いして、2リッターのペットボトル5本で済ましてしまった^_^;
その横には

真名井の水:古来より絶えず流れ続ける真名水の水は大神様の御恵みであり、その御神陰を頂いて田畑が潤い、秋には山吹色に色色付いた稲穂が収穫される事から、その水は自ずと御神水と奉られてきまいた。
「千年山これやむかしのさされ石は ほにふかき苔のいろかな」
これは宗尊親王が詠まれた和歌ですが、藤原為章によれば、古歌や旧紀に載す千年山とは御影山を指すとしてます。
御神体山中の静けさに響く清らかな御影の瀧の水音を聞けば、自ずと神聖さを感じずにはいられない事でしょう。
丹波国一宮 出雲大神宮
水占い、最近はやっているのか、やり方イロイロですがよく耳にします。
そして、その横には

夫婦岩なるものが、吾輩も一抹の不安が有るのでお願いを! 何をお願いしたかは、ナイショ
最後にお土産やのおば様に、親切に教えてくれましたので、立ち寄って何か買って帰ろうとしたところ・・・
と、その前に、おば様から「真名井の水」は、「みかげの滝」の水ではなく、その地下何メートルにパイプを通し雑菌の少ない水を汲みだして提供されているとの事、なんでもどこかの大学の先生に調べてもらったところ、フランスのどこかの湧水と成分が似ているとか・・・とおっしゃっていた。シオリには「御神体山から絶える事なく湧き出る水は真名井の水と呼ばれるミネラルバランスの良い中硬水で、霊験あらたかな水として、古来より近隣の田畑を潤し、人々を万病から護ってきた」
写真に写っている男性を「神主さん」と紹介してくれたところ、その男性「今までは神主で、先ほど出雲オオカミノミヤに辞表を出してきて、今は一般人」だというていた。なんでも、神社内で腑に落ちない事があり、堪えられなくなりやめたらしい、20代に見えたので、しこりの残るやめ方は今後に尾を引くので・・・と感想をいっておいたのだが、遅かったかも(?_?)
・・・とこの男性おば様にやめる報告に来てたのだと思うのだが、それ以外にも、世間話をしていると・・・先日の衆議院選挙で落選された民主党議員の秘書をやっているという人が、このおば様に挨拶に、事務所の残務整理がやっと終わり引き払うとの事を報告に、少し話をされてそそくさと帰って行かれた。神社の社務所にはいかずとんぼ返り、おば様「肝心な社務所へ行くのを忘れて帰られたのでは・・・」と言っておられたが、その実おば様の挨拶が目的だったら、「このおば様何者なんかな~」と思いを巡らしながら出雲大神宮を後にした。
こころざしで買ってきたモノ

「真名井の水」はミネラル分がわずか感じれる程度の、癖のない飲みやすい水でした。
独断と偏見の水ランクは
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)vでした。貴船神社の水にはもう少しというところ。
詳しい場所です
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