NO230:上山高原滝街道の「高原水」

おそらく日本でもここだけであろう洞窟内に落ちる滝を案内してくれると、以前石川五右衛門ゆかりの城幾久地上後へ連れて行ってくれた知人に案内してもろて行ってきました。
偶然にも、そこへ行く途中に「高原水」の湧水らしき水が有る事が判りそれも持ち帰って来る事ができた物語でござ~い。(^_^)v
その滝は、兵庫県の北部にある氷ノ山の隣に位置する扇ノ山の中腹にその滝「シワガラノ滝」は在るらしい。
5月の連休後の日曜日、天気も良く9号線を鳥取方面へ兵庫県から鳥取県へ入る手前の県道262を入って行きます。
ところが知人、十数年前扇ノ山へ登った帰りに寄ったらしく

この標識を見落としてしまい、カーナビに載っている「シワガラノ滝」と同じ位置位に車がさしかかったので、これはおかしいとバックする事に、先程の標識の上山高原方面に入って行くと

こんな感じで、道が鋭角に上がって行っているのであった。ソコの石垣には朽ち果てかかった

観光案内の看板と

方言が書いた面白看板。それは道を進んで行くと

おもしろ「うみがみ食堂」でした。そこをドンドン登って行くと
山の谷間に残雪が見えてきた

残雪を観に車を降りた所に

、偶然この石が目に入った。・・・・・そこには高原水の字が彫ってあった。

とりあえず滝を見てからと車を進めると、またもや石に何か彫ったものが、

その中の道しるべ

上山高原まで3K 上山高原街道(上山高原滝街道は吾輩が勝手に命名したもの)滝尾の滝・・・滝布・・・シワガラノ滝・・・茂平谷滝 家主製作 安田章次

のびゆく地域の窓 ふる里みちくさの夢 家主製作 安田章次
・・・軽トラの後ろの方でゴソゴソ動くものが・・・まず「シワガラノ滝」はあとどのくらいと尋ねると、その先カーブを曲がった先との事、手前の石に彫ってある高原水は湧水なのかと聞くと、湧き水の元からホースで引っ張ってきているとの事、どうもその人家主らしいで、云われた通り進んで行くと

滝入口に6台ほどの駐車場は満車、仕方なくその先の少し広い路肩に失敬して出発

小又川渓谷、桂の滝2100m シワガラノ滝1200m 注意 難所が有ります 温泉町

ここから降りて行きました。 知人は、近畿地方の知れた山々を登頂し北・中・南アルプスの名だたる名峰も登っている強者であり吾輩などは足元にも及びましぇ~ン(*_*;・・・・・が後ろから付いていくと、どうも歩き方が普通ではナイ

聞いてみると、最近持病の腰痛が悪化しているとか、難所が有るらしいが大丈夫かいなと思いながら山道を下って行くと

木立の間から小さな滝が、そうで

一つ目の谷筋へ、さらにここから登って二つ目の谷筋を目指さなければならない。
ここで余談ですが、谷と沢の違いは・・・を検索してみると、面白い事に「谷」は西日本に多く、「沢」は東日本に多いいらしい。
歴史を溯ってみると、縄文人・弥生人の生い立ちまでいきつき、北アルプスを一つの境目として定着したそうである。
・・・と言う説が有るそうな・・・吾輩は詳しい事は知らないのでこの辺で お わ り

あと800mの標識、山肌を登って行くと

隠田のような田圃、しかし今は耕作放棄の様子。機械は入らず、昔なら牛馬で耕作できたのだろうが現代ではそれもままならず、しかし最近まで耕されていた様子

これが難所であろうクサリ場、計20m程か下らなければならない。今から思えば、帰り大型犬を連れた家族連れに出逢ったがここをどうやって下りたのか聞いてみたいものである。途中

断崖の岩場を一筋の滝、岩が苔むして新緑に生えて綺麗であった。谷川見えて来て

どうも到着した模様

此の石段を登り切れば目の前に・・・

V字形の渓谷、この奥かなと・・・この時点では、洞窟のトンネルの外に滝が流れて、そのトンネルの中からその滝を観るのかなと思っていた。

岩ゴロゴロの足場を乗り越えるとギャルの食事風景、これは絵になると撮影の許可を取り「顔を向こうに向けて」と言うとものの見事に「あっち向いてホイ」状態でパチリ(^_^)v・・・ご協力ありがとー

その向こうには洞窟が口を開けていた。

思っていたよりデッカイ洞窟、登山客?も10名前後入れ代わり立ち代わり・・・と、それほど多くはないが川の流れに足元を取られないように、譲り合いながら進んで行くと

水の流れ落ちる滝の音と、水しぶきが見えてきた。思っていたのと違い、洞窟の中に滝がながれている(@_@;)

洞窟はトンネルになっておらず行き止まり

滝の大きさとしてはそんなに大きくないが、滝と洞窟のシチュエーションというかコラボというか、こんな滝今までに数ある滝を見てきたが初めての出会いである。天気が好く新緑も相まって感動モノであった。
それでは

見方により一条の瀑布

洞窟内から見た滝の姿

そして、洞窟内に流れる滝を観ながら洞窟の入り口を見る

心残りぞと最後の一枚パチリ\(^o^)/感激した~あぁぁぁぁぁ・・・・・・・洞窟内の響き
帰りがけ一筋の滝を真下から・・・

流れる水は霧となり何処へやら・・・
後ろ髪を引っ張られながら

帰途に就いた。
知人曰く、腰が痛ても吾輩には負けねぇぞ!と言っていたことが嘘のように林道に着くころにはだいぶ遅れていた・・・という事は内緒にしておこう(後に、足首に重りを付けて神社の階段を上っているとか)

上山高原エコミュウジアムインフォメーションを見てみると、無数といっていいほど滝が点在している。帰るにはまだ早いので、上山高原へ上がってみる事に、途中道端には滝の案内石碑が
修験道の洞穴「シワガラの滝」まぼろしの五滝「カツラの滝」

尾の谷滝・シシ滝

茂平谷滝・二段滝

もっとあるかも・・・これこそ上山高原滝街道を登って行くと上山高原到着

遠く日本海も

上山高原の成り立ちの書いた看板が立っていたので

火山が作り出した美しい高原とブナ林
上山高原コース の右下を抜粋
上山はどうやってできたの? 溶岩でできている上山高原とスコリア丘「上山」
①、上山高原周辺を溶岩が覆った
扇の山周辺で火山活動が起きました。たくさんの溶岩が上山高原一帯までまで流れ、やがて冷えて固まりました。こうして、上山高原一帯は篤い溶岩で覆われました。
②溶岩の丘にスコリア丘ができた
上山がある場所で噴火が始まりました。飛び散ったマグマが冷えて固まった「スコリア」が火口の周りに降り積もり、スコリアでできた丘「上山」を作りました。上山から流れ出た溶岩もまた周辺を覆いました。
③地面が風雨などにより削られました
風雨などで地面が削られ、現在の地形ができあがりました。川は大地を削り、渓谷や滝が出来ました。
上山高原名前の由来の「上山」火山跡

と、写真では伝わらない高原の雰囲気、時間の都合上高原の散策も出来ず折り返し高原水を汲みに
例の所まで下りて来てイザ

どうも、ここから入れという扉なのだろうと、吾輩は長い物が苦手なもんで、知人を先頭に後をついて登って行った。

この写真は帰って来た時に写したもので、本来は知人を先頭に登って行ったのであった。

広い道に出たのだが、よ~く見ると車の轍が草の間に残っている。オイオイこれは何処からか車でも来れたのじゃねえか・・・と言いながらさらに上って行くと

またまた、いらっしゃいませの彫った自然石が置いて有る。さては、今までの石の案内板はここのオーナーが置いたのかも・・・と後ろの近代的竪穴式住居のような家を覗きに

入口であろう傍にも自然石で「いっぷく亭」と彫った看板があり、中を覗くと

中は荒れ果てており、今は営業はしてない模様、おそらく蕎麦か何かをだす食堂の佇まいであった。肝心な高原水は、その端の方に石組の中からホースで

「高原水」は今も「いっぷく亭」がつぶれても出ていた。歩いてきたので3本もらって帰る事に注いでいたら、知人曰く「水受けにヘドロのような砂が溜まっているという事は、水の中に砂が混じっているのでは」と忠告してくれたが、吾輩は「水もきれいだし、何時もの事なのでダイジョウブ」と、気にしていなかった。この場所は、上山高原へ行く途中何気なく撮っていた

白い屋根のようなものが見える大地のてっぺんの様で、もしや昔の小さな火山の跡かもと、家に帰ってじっくりペットボトルを見ると細かい火山灰?の様なものが少し沈んでいた。
帰りに

「いらっしゃいませ」の石の後ろに彫った「ありがとうございました」の字を見ながら、なにか心が温かくなっての帰路となった。
「高原水」の評価は、少々砂の様なものは混じっていたが、少し硬水的でマイルドなコーヒーに仕立ててくれコクも程よく出ていて美味しく飲めました。結局砂の様なものは気になったが、美味かったので3本とも飲んでしまいました。知人に1本やろかと進めたが、あっさり断られました((+_+))
で、独断と偏見の水評価は、混ざるものが無かったら満点だったのですが
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)vでした
詳しい場所は
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