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NO363:平成の名水百撰「曾爾高原の湧水群」

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曽爾高原のススキを見に行ってきました。
以前伊賀上野に行ったとき、地震の神さま「大村神社」に行く道すがら、この道を行くと何処に行くのだろうかと思ったのが切っ掛けとなり、詳しく地図を見る中で名張市を経て「曾爾村」までつながっている事を知り、以前から関心のあった奇岩の山「屏風岩」とススキで有名な曽爾高原へ行ってみることにした記事であります。
季節も秋、ススキの穂も出ているころであり、「平成の名水百撰」にも「曽爾高原の湧水群」が上がっていることもあり、曽爾高原を尋ねながら名水も汲んでこうと相方を誘って行く事になりました。
我が家からは、京都縦貫道で奈良県に入り、天理市から名阪国道(半高速道路)に、そこから国道369号撰に降りて一路曾爾村を目指して走りました。ところで、曾爾村の名前読めますか?、我が輩はづ~と「そじ}ト読むものだと思っていましたが、標識に「そに」と書いてあり間違いに気付いたのであります(^_^;)
調子よく走っていると、宇陀市を抜けたあたりに道縁に
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弘法大師ゆかりの美味しい水「石清水」の看板が目に付いた。相方と時間があったら帰りに寄ろうと話ながら曽爾高原に向けて走って行き、曾爾村に入ってまもなくすると、国道からひときわ目立つ山が見えた。もう一枚
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鎧岳というらしいのだが、横には兜岳という山もあったが、そちらは見た目、普通のもっこり山であったので載せようか迷ったのだが載せておくことにしました。
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コチラが兜岳ですが、名前が反対の様に思うのは我が輩だけなのかな?
なぜこの様な山が出来たのか調べて見ると、後に出てくる「屏風岩」の山共々、この近辺には四国からつながる中央構造線が通っており、コレラの隆起等々から作られたトのことが書いてありました。
行く前に曽爾高原の湧水群の情報を探してみたのですが、「水の自動販売所」の事は書いてあったのですが湧き水が何所で出ているということは情報からはたどり着けなかった。なぁ、現地へ行って聞けば判るだろうと・・・の思いで来てしまったのである。
取りあえず曽爾高原へ進んでいった。
現地の手前には、曽爾高原ファームガーデンと言った温泉設備もある観光スポットがあるのですが、帰りに寄ろうとひたすら(と言ってもそこから来るまで5分ぐらいのところですが)登って行った。
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駐車場に着いたのだが、季節柄ススキの見頃もあり多くの車が入っていた。なんとか止めて、取りあえず湧き水の出ている所があるのか聞くことに、それによってはリュックを担がなければならない(^_^)/のだ!
交通整理をしていた兄ちゃんに尋ねて見ると「そんなところは聞いたことがない・・・そのほかの兄ちゃんも一同知らない・・・ト(^_^;)」
「平成の名水百撰:曽爾高原の湧水群」とはなんじゃ~・・・と、まぁしゃぁない・・・と手ぶらで行く事に。
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ここからススキの原野へ入って行きます。
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遊歩道のまわりには身丈より高いススキが生い茂っています。見るからに7分ぐらいかな~の感じであった。
そのススキが開けると曽爾高原が眼前に迫ってきた。
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山並み一面にススキの原野・・・お-気持ちの良い景色だ~~~と気分も爽快に天気も最高の日(*^_^*)
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観光客もノンビリと・・・遠くには
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峰まで登っている人達も、下界の方はススキも8分咲きのようだが斜面を見ると銀色に染まっている所までには、まだ1~2週間はかかりそうであった。
松の右側には、高原がすり鉢状になっていることから、まわりに降った雨が伏流水となって窪みに貯まった池が「お亀池」になったのがコチラです。
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池の横の方から撮したためにチョイと全体像が分かり難い写真ですが、池のまわりに遊歩道が通っているのですが、数日前の大雨により道が冠水して通行止めとなっていました。
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池のまわりの遊歩道には、この様に灯籠が設置されており夕方から夜に描けて明かりが灯り幻想的な風景に変わるとか、夕焼けドキの景色が最高とか・・・、この池は
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 おかめ池は長い年月にわたる土砂の堆積によって池のほとんどが湿科化し、湿原植物の宝庫となっています。日本の重要湿地500に選ばれており、サワヒヨドリ、サワギキョウ、チダケサシ、コマツカサススキなど様々な種が生育しています。
 池の水は雨水と山からの伏流水によって蓄えられ、平成の名水百撰にも選ばれた「曽爾高原湧水群」の源です。
 お亀池には大蛇伝説があり、曾爾村の地名には大蛇伝説に由来するものが数多くあります。
【お亀池の伝説】
昔むかし、若くて美しい娘、お亀が、伊勢国から大和国曽爾村太良路(曽爾高原の西側の川沿い)に住む若者のもとへ嫁に来た。
この夫婦に玉のようなかわいい男の子が生まれたが、お亀は夫に「お暇を下さい」と言い、実家に帰ってしまった。赤ん坊が乳をほしがって泣いて困った夫は、妻が去りぎわ、「もし用があったら、池のあたりで名を呼んで」と言い残したことを思い出した。赤ん坊を抱いて池のあたりまで来て、 「お亀、お亀よお」と呼ぶと、すーっと、お亀が現れ、赤ん坊に乳を飲ませた。赤ん坊がすやすやと眠ると、「もう来て下さるな」と哀しそうに言い残して、すーっと消えていった。
 しかし、次の日も、赤ん坊が夜泣きしたので夫はしかたなく、池のあたりまで歩いていった。すると、池の水がにわかに波立ち、お亀が姿を現し、恐ろしい声で「何故、来た」と言うと、たちまち大蛇の姿となり、大口を開けて襲いかかってきた。その後、夫は大病で死に、大蛇も山火事で焼け死んだという。池はやがて「お亀が池」と呼ばれたそうだ。
昔の民話は悲しい話が多いのも、それだけ民衆の生活が日々大変だった事の現れであるのでしょう(-_-;)
山の尾根までは登って行く時間がなかったので途中まで登って引き返してきました。
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ここからは「お亀池」も見渡せますが、よく見ると池の水の出口である川がないのである。おそらくこの水が地下水脈を通り下界の何処かに湧き水として出ているのだろう。しかし地元の若者は知らないようであった。
ふと空を見上げると
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飛行機が・・・見えるかなぁ~
さてさて、湧き水も出ていないということなので、本来ならもう少し時間を割いて探し回るのですが次に「屏風岩」へ行かなければならないので、曽爾高原に上って来る途中に在った「曽爾高原ファームガーデン」へ寄って昼ご飯を食べて、その100m程下がったところの道端に「曽爾高原の名水販売所」なる自動販売機があり、そこで水を買ったところ等々写真に撮っておいたのだが、返って確認するも残っていなかったのである(-_-;)、と言うわけで写真なく、この稿はこれで終りであります( ^o^)ノ
水の販売所
情報

「曽爾高原の自動販売機の水」の、独断と偏見の水評価は
コーヒーのうま味を引き出してくれた水でありましたが、それ以上もそれ以下でもなかった・・・言っている意味が解らない自分がいるのであります。
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v
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