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NO311:井手町の「蛙塚」

宇治田原町2019,10 017-1q
瀬田川を宇治まで下った時に、瀬田川の渓谷の山を越えたところが気になっていたので、今回はそちらの方を攻めてみようと地図を見てみると、宇治田原町という町であった。いまだ一度も尋ねたことのない地域であったので、早速湧水情報を探してみると、その近くに井手町という町に平成の名水百選に選定されている「玉川」と言う川があり、宇治田原町はこの井手町から入って行くのが本線であることから、宇治田原町へ行く前に、井手町の水汲み場を探してみると、「蛙塚」という地名に湧水公園が作ってある模様、でとりあえず「玉川」見学を主目的に行ってみることにした。
宇治田原町2019,10 030-1e
川を見るのであれば橋から見るのが一番と、探し求めた橋です
玉川という川は、天井川(砂礫が堆積して、周りの土地より高くなった川)で有名らしい。「平成の名水百選」に選ばれたのは、土手の桜並木や川沿いに植えられた山吹雪の花が美しいことからか、この橋の欄干の門柱(言い方がが分からない)には山吹遊歩道と書いてあったが、その横の方の石碑に
宇治田原町2019,10 029-1w
色も香りもなつかしきかな  蛙なく  ゐでのわたりの  山吹の花
                小野小町
と昔から有名な川のようだ。
で、川はと言えば
宇治田原町2019,10 031-1t
春に来れば良かったのかなと思えるほど、名水百選と言われる川とは程遠いい雰囲気。チョイと意気消沈して次の目的地へと、そこは井戸にしては珍しいと「井手町のHP」に載っている「六角井戸」
地図に書いてあった通りに行くのだが、道が狭く家並みが多く方向感覚がつかめず、結局、通りすがりの女の子に他zy寝てみると懇切丁寧に教えて下さった。(後で思った事は、怪しいおっさんと思われないか・・・と)で、言われたスーパーの駐車場に車を置かしてもらい徒歩で行く事に。
宇治田原町2019,10 027-1y
こんな路地を歩いて
宇治田原町2019,10 026-1u
角を曲がること数回、前方にそれらしき物が見えてきた。
宇治田原町2019,10 018-1i
近づいてみてみたが、肝心な水を汲める場所はなく
宇治田原町2019,10 019-1o
六角井戸のいわれは
宇治田原町2019,10 021-1p
六角井戸:天平時代の左大臣・橘諸兄公(たちばなのもろい)は、”井手左大臣”とも呼ばれていたように、ここ井手町に別荘を構へ住んでいました。
 この六角井戸に汲まれた珍しい井戸は、諸兄公の館ー玉井頓宮(たまいとんぐう)のなごりとして今に伝わるもので、”公の井戸”として語り継がれています。
 玉井頓宮
には聖武天皇が平城京から恭仁京(くにきょう)へ遷都される旅の終わりに、仮り宮として尋ねられた他(天平12年:740年)数度に渡って行幸されたと伝えられています。
宇治田原町2019,10 022-1a
いにしえから続いている井戸の枠組みデス。
宇治田原町2019,10 023-1s
・・・と言う訳で次の目的地である「蛙塚」へ、ここは初めから水が出ているとは思っておらず、蛙の墓とは何ぞやとの思いで見に行くことに、こちらは保育所の近くという事でたどり着くことができた。
宇治田原町2019,10 001-1d
この手書きの看板の奥にそれらしき物が見えた。
宇治田原町2019,10 002-1f
保育所の裏手となる細い路地を入って行くと、公園になっていました
宇治田原町2019,10 003-1g
その中に「蛙塚」の説明書きもあり
宇治田原町2019,10 004-1h
 玉川の清らかな流れと黄金色のやまぶきの花の彩りなど、詩情豊かな井手の里は、万葉の昔より平安・鎌倉・江戸と、時代を紡いで数々の和歌に詠まれてきました。なかでも美しい歌声を聞かせる蛙”かはづ”は、井手の枕詞として用いられる程、数多く読まれています。
 この辺りは玉の井と呼ばれるように、湧水がこんこんと湧き出ていました。その昔、大和路を行き交う人々は、湧き出る清水で喉の渇きを潤すとともに、水辺で遊ぶ蛙の声で旅の疲れを癒しことと思われます。
説明書きにも書いてあるように、湧水が出ているとの事、
宇治田原町2019,10 005-1j
上段の池から出てきている湧水の水源を見てみると
宇治田原町2019,10 013-1k
マスの中の水は泥水のようで、吾輩でもこの水は汲む気にはならず、下段の池
宇治田原町2019,10 012-1z
こちらにも水は湧いていた
宇治田原町2019,10 015-1l
こちらは水の透明度は良いのだが、マスの中にはミズゴケや雑草が生えており、こちらも汲むかどうか思案したが、一本汲んで帰ることにした。汲んだペットボトルを見た限りでは綺麗な水が汲めたと喜んで蛙塚を後にした。
補足:ネットから探してきたものです
蛙塚はかわずづかと呼ぶそうで、かわずと呼べる蛙は、井手の黒っぽい蛙だけだそうです。
この地が蛙塚と言われるようになったのは、かつて橘諸兄がこの場所に3本足のカジカを埋めたという伝説が残っているためであるとされる

『「蛙塚」の湧水』の独断と偏見の水評価は
綺麗に汲めたと思っていた水をかえって飲もうとしたら、やはり・・・と言うかオラオらが漂っていたが、コーヒーに使うのでフイルターで濾せるから飲んでみたが、水の苦みがあるようで(思い過ごしカモ)飲むのをやめて捨てました。
(*_*;にしておきます
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