NO287:播州清水寺の「滾浄水」(おかげの井戸)

二回目の現地取材で行ってきたのですが、偶然に「桜まつり」をしていました。
ところが、このため、有料道路

「清水寺登山道」と「拝観料」が無料という事で「ラッキー」な一日であった。
このお寺は、西国第25番霊場であり、その昔霊泉が湧き出し「清水寺」という名前が付いたという事から、ありがたい水を頂きに行った次第でございます。
料金所を出ての有料道路の雰囲気

この辺のサクラは終わりかけていた・・・・が駐車場へ着くと標高が高いせいか

周りのサクラはちょうど満開、祭りの日程は事前に決められているのだろうから、今年の祭りは「ドンピカ」の大当たりの年になったようだ。

仁王門も新しいようだが

台風によって全壊後の昭和55年完成、丹塗は平成3年に慣性だそうだ。どうりで美しい。
石段を上がり仁王門をくぐって行くと

さくらが迎えてくれるが、お寺らしく石楠花もきれいに咲いていた。

ここで「清水寺」の縁起を

あはれみや
普(あまねき)門(かど)の品々に
なにをかなみのここに清水(きよみず)
推古・聖武 両帝勅願所 清水寺
本尊:千手観音(大講堂) 十一面観音奉安(根本中堂)
御開山法道仙人は印度の僧で今より1800年前、人皇12代景行天皇の御時に中国、朝鮮を経て当山に止佳され、鎮護国家豊作を祈願された。
推古35年(627年)推古天皇勅願により、根本中堂建立、仙人一刀三礼の秘仏十一面観音、脇士毘沙門天王、吉祥天女の聖像を安置された。
由来この地は水に乏しく、仙人、水神に祈って霊泉湧出し感謝の余り清水寺と名付けられた。
神亀二年(725年)聖武天皇は、行基菩薩に勅願して大講堂を建立、永く講経の道場として法灯を輝やかされた。花山法皇西国御巡拝のとき、この堂に詣で給いて、御詠あらせられてより、西国25番の札所と称するに至る。
境内を歩いて行くと

門前?茶屋が見えてきた。さらに境内の参道を

時よりいろいろな看板が出てくるが、そのうちの一つ

こちらは境内図

駐車場からだいぶ歩いて伽藍が見えてきた

手水舎の後ろには薬師堂

余り重要ではないのか、料金所で頂いた「しおり」には詳しく載っていない。
手水舎の奥に見える大きな建物は「大講堂」

聖武天皇の勅願所。神亀2年(725年)に創建。しかし、大正6年に再建されたとの事。西国25番の札堂であることから多くの方が参拝され能経所(御朱印)を求められます。

堂内では「桜まつり」の催し物で、僧侶が集団でお経をあげておられ、参拝者も堂内に上がり一緒にお経を唱えられていた。
左奥に多くの僧侶が見えます。
吾輩は賽銭を供えて次に進もうと「大講堂」を降りて行くと

竹筒から流れ出て来ている水を発見

これが、「滾浄水」(こんじょうすい)なのかと・・・!(^^)!
竹筒の根元を見るとエスロンパイプ

もしかすると水道水カモ・・・と、祭りの警備に参加されているお寺の役員さん風な方に「天然水」デスか?と尋ねてみると・・・そうだ・・・と、これでもってきたペットボトル3本に時間を掛けて入れていると、先程尋ねた方が近寄ってきて、飲むなら自己責任でお願いネ・・・と、これまたマスマス天然水だと確信をもち、一本入れるのに10分ほどかけて合計3本汲み終えた。
目的は達成できたので、あとは境内の見学と、祭りを楽しもうと、次なる場所へ。

滾浄水の汲み場と思われる横に石段があり、根本中堂へ続いているのだが、途中踊り場から左に入ると

鐘楼「開運の鐘」があり、当日は?自由に出入りでき「鐘」もつく事ができたようです

大正二年焼失、同9年再建。
釣鐘は山上にて大正8年5月に鋳造された。武田吾一博士の意匠で、銘は吉田源応天台座主。
この鐘の音は、播州・丹波・摂津の国にひびきわたり、開運の鐘として親しまれている。
登録有形文化財 鐘楼 平成11年6月7日指定
との事、多くの人が並んでいたので吾輩はパス、そして石段を上がり切ると

「根本中堂」へ
推古天皇勅願所。水滸35年(627年)に創建。大正6年再建。
本尊十一面観音は開山法道仙人一刀三礼の秘仏となっています。

堂内から前庭を見た所

写真撮影禁止と書いてなかったので、堂内をパチリと
そして、根本中堂の横の広場では

桜まつりイベントの真っ最中

軽快な音楽に合わせて何かをしています。演目はバルーンパーフォーマンスと書いてあります

おねえさん、舞台に上がったり下りたりで忙しく、細長い風船を使い何かを作っていました。会場を見渡す一段高い所から見ており、フト足元の看板に目が行くと

うむ、これはなんだ・・・先程大講堂の横で汲んだ水は何だったのかぁ~
何はともあれそちらへ行く事に、根本中堂の裏手ぐらいに

道が分かれて、滾浄水は左へ30mの看板、その坂道から見えたものは

杉木立のなかに茅葺の小屋が、下りて正面から見た所

お参り客が覗かれている。その横看板には

開山法道仙人様が水神に祈って湧き出した霊泉。
清水寺と称される由緒の地。この井戸をのぞきこんで自分の顔を写したら、「寿命が3年延びると言い伝えられている。
その井戸は

顔が映るか・・・・よりも、井戸の底にお金が投げてある。そちらの方が気になり、顔の映り込みは全く忘れていた。
井戸から水が出ているところがナイ。水が死んでいるかも・・・今も湧き出しているらしい・・・おそらく始めに汲んだ所にパイプで逃がしているんだろう・・・と勝手に想像して、やはり、源泉の水である。汲んで帰り谷のだが、持ってきたペットボトル3本は長時間かけて汲んである。しかし水は欲しい。しかたなく、泣く泣く一本のペットボトルの水を林の中にまき散らし、水を頂く事に。しかし、底に見えるお金が気になる・・・が、我慢して一本汲んだ、この間お参りの方たちが入れ代わり立ち代わり覗かれる。吾輩としては非常~に恥ずかし・・・が、我慢して汲み終えた。

帰りがけ、なにか土産になるものがないかな~と、探していたら、看板が目に付いた。

チーズナンを注文したら、焼き立てを作りますとの事、日本語のうまいインド人らしき人が

作ってくれた。その場で食べると美味しかったのだろうが、いかんせ「みやげ」なので持って帰る事に
「帰宅後、レンジでチンして温めて食べたところ・・・うまかった」
帰りがけ

バルーンパーフォーウマンスで作られた作品をもらったという方が、サクラをバックに撮ってもいいよ・・・と、でハイパチリ「火の鳥」・・・か?
独断と偏見の 「滾浄水」(おかげの井戸)の水評価は
小屋で汲んだ水は、硬質系で美味しかったのだが、大講堂の裏手で汲んだ水はそれとは違っていたように感じた。
(^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v (^_^)v
詳しい場所でけ~ス
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